友達を驚かせる簡単なマジックのタネが知りたい、と思っている小学生は多いのではないでしょうか?
一見難しそうな不思議なマジックも、タネがわかると簡単にできるマジックはたくさんあるのです。
ロープやボールを使った手品もいいですが、準備が大変だったり、場所を用意する必要があるので少し手間がかかります。
しかし、トランプマジックはどこでもできて、子どもから大人まで気軽に楽しめるのです。
目次
トランプマジックの魅力│小学生向け
コンビニや100円ショップでも買えるトランプを使って、すごいマジックができたらカッコいいですよね。
また、マジックが上手になるとカッコいいだけでなく、マジック以外でも使えるいいことがたくさんあります。
コインマジックや大きな道具を使うステージマジックもカッコいいですが、トランプマジックが1番簡単で練習しやすいです。
人前でマジックをする時に1番見せやすいので、まずはトランプマジックから練習するのがおすすめですよ。
まずはトランプマジックの魅力を3つ紹介します。
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大人まで楽しめる
マジックは子供から大人まで、年齢問わず楽しめます。
とくに、トランプマジックは流行り廃りがあまりないので、いくつになっても続けることができるのです。
また、1人で鏡を見ながら練習するのも楽しみ方の1つと言えます。
周りの人に披露できるマジックは、コミュニケーションのきっかけにもなるので、歳を重ねてからの趣味にもおすすめですよ。
会話が上手くなる
どんなにすごいマジックでも、会話が上手くなければすごさは伝わりません。
また、相手と会話をしながらマジックを仕掛けるので、会話が上手くないとマジックが失敗してしまう可能性が高くなってしまいます。
しかし、マジックの練習と演技を繰り返すことで、自然と会話が上手くなり、緊張もしにくくなるのです。
どんな職業でも会話の上手さは大事なので、会話が上手くなりたい人にはおすすめですよ。
人気者になる
マジックができるようになると、注目を集めたり会話でその場を盛り上げることができます。
自分だけができる特技は、周りの人から興味を持ってもらえるので人気者になるチャンスなのです。
誰でも知っているトランプマジックは、特技としてアピールしやすくどこでも披露できます。
また、トランプマジックに興味がある人は多いので、自分を知ってもらうきっかけにもなるのです。
すごいマジックを披露したことをきっかけに、友達が増えたり、異性からモテるようになるかもしれませんよ。
小学生におすすめ簡単トランプマジック
テレビでマジシャンを見て、「自分もこんなカッコいいマジックをしてみたい」と思ったことがある人は多いでしょう。
しかし、テレビでプロがやるマジックはどれも難しそうだからできないと、諦めてしまう人もいるかもしれません。
確かに少し練習しただけではできないマジックはたくさんありますが、やり方を覚えるだけで簡単に不思議な現象を起こせるマジックもたくさんあるのです。
ここで紹介するのは練習すれば誰にでもできるトランプマジックなので、練習して友達の前で披露してみましょう。
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ラッキーセブン
まずはラッキーセブンというマジックを紹介します。
自分と相手で裏向きのまま2枚ずつ選んだカードを表にすると、全て7のカードになっているというマジックです。
自分も相手も裏向きのまま4枚の同じ数字のカードを選んでいるように見えるマジックなので、相性の良さをオチにすると盛り上がりますよ。
やり方さえ間違えなければ、簡単に成功できるマジックです。
やり方と種明かし
よくシャッフルしたカードの山を半分にして、お互いに体の後ろで持ち、裏向きのまま2枚ずつ選んで交換します。
交換したカードは、体の後ろで表向きにして山に入れてください。
山を前に出し、2つの山を広げると4枚の表向きのカードは全て7になっています。
種はあらかじめ7のカードを4枚山の下に用意してください。
その状態で相手に上から半分取ってもらい、お互いに体の後ろで持ちます。
こうすることで、自分の山の下に7が4枚ある状態になりますね。
カードを交換する時に、7のカードを裏向きのまま渡して、相手からもらったカードは裏向きのまま山に入れます。
そして、山の下にあった7のカードを、体の後ろで表にして山に入れたら仕込みは完成です。
21カード・トリック
21カード・トリックは、相手の選んだカードを当てるマジックです。
カード当てのマジックと聞くと難しい気がしますが、21カード・トリックは順番を間違えなければ失敗しません。
また、工程が多いので、会話をしながら進めないと相手が飽きてしまうので注意してくださいね。
より不思議に見せるためにも会話が大切なので、鏡の前などでしっかり練習しましょう。
やり方と種明かし
まずはカードを21枚適当に用意します。
左から順番に1枚ずつカードを配り、各7枚ずつの3つの山を作ってください。
配り終えたら、1つ山を選んでもらい、その中からカードを1枚覚えてもらいます。
覚えたら、その山が真ん中になるように3つの山を重ねてください。
次に、また最初と同じ様に左から順番に1枚ずつカードを配り、各7枚ずつの3つの山を作ってください。
そして1つずつ山を見せ、どの山に選んだカードがあるか尋ねます。
「ある」と答えてもらった山が真ん中になるように3つの山を重ねてください。
これをもう1度繰り返します。
最後にまた1枚ずつ3つの山になるように配り、どの山にあるかを聞きます。
選んだカードがその山の真ん中(4番目)にあります。
エレベーターカードマジック
真ん中に入れたカードが上に上がってくるマジックです。
テレビなどでも流行ったので、多くの人が1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
エレベーターカードマジックはアンビシャスカードというマジックを簡単にしたもので、会話がとても大切です。
目の錯覚を利用したマジックなので、会話で上手に思い込ませなければ成功しません。
やり方は簡単なので、セリフをしっかり練習してくださいね。
やり方と種明かし
左手にカードの山を持ちます。
あらかじめ山の上には、クラブのK、スペードのQ、スペードのK、クラブのQの順番で置いてください。
用意しておいたクラブのKと、スペードのQを相手に見せて真ん中に入れます。
そして、真ん中に入れたカードが上にきたと説明して、用意しておいたスペードのKとクラブのQを見せます。
1番大切なのは、最初に2枚のカードを真ん中に入れる時「黒い2枚のカードを真ん中に入れます」と必ず伝えてください。
実際には違うマークのカードを相手に見せて、上にきたと伝えるので、「黒いカード」ということだけを覚えてもらう必要があります。
相手がマークを覚えないように、見せる時間を短くするのも大切なポイントです。
予言マジック
相手が選ぶカードをあらかじめ予言しておくのは、トランプマジックの定番ですね。
方法はたくさんありますが、今回はその中でも特に簡単な方法を紹介します。
今回紹介する予言マジックは、相手が選んだカードの数字が自分のポケットの中の紙に書いてあるというトリックです。
準備をしっかりすれば失敗しない簡単なマジックであり、上手くできれば盛り上がるので、ぜひチャレンジしてみてください。
やり方と種明かし
あらかじめ好きなトランプの数字とマークをペンで書いた紙を3種類作り、ポケットにしまっておきます。
この時、どこにどの紙をしまったかを忘れてしまうと、マジックが失敗してしまうので気をつけてください。
紙に書いた3枚のカードを山の下に置いておき、下の3枚が交ざらないように、上半分だけ軽くシャッフルします。
シャッフルが終わったら、相手にカードの山を渡して、左から順番に3つの山を作ってもらいます。
カードが多いと時間がかかるので、半分くらいの枚数で始めるのがおすすめですよ。
3つの山ができたら、相手に山を1つ選んでもらい1番上のカードを表にしてもらいます。
出てきたカードが書いてある紙を出して、相手に見せれば予言マジックの完成です。
選んだカードだけ裏になるマジック
52枚のカードから相手に1枚選んでもらいます。
カードを覚えてもらい、そのカードを真ん中に差し込んだ後、広げると選んだカードだけが裏になるマジックです。
難しそうなマジックですが、練習すれば誰でもできますよ。
慌てると失敗することが多いので、落ち着いて行いましょう。
それではやり方と種明かしを紹介します。
やり方と種明かし
まずは相手にカードを1枚選んでもらいます。
相手がカードを覚えている間に、カードの山を体の後ろに持っていき、1番下のカードを裏にして、山を反対にしてください。
この時カードの山は、1番上が裏向き、残り全部表向きの状態です。
その状態で選んでもらったカードを真ん中に差し込みます。
そして、カードを自分の後ろに持っていき、体の後ろで1番上のカードを表向きにして、山全体を反対に持ち直してから前に出してください。
山を広げたら選んだカードだけ裏向きになっています。
慣れるまでは、体の前でハンカチで隠して裏返す方法もありますよ。
小学生でもできるトランプマジックのテクニック
小学生でもできるトランプマジックのテクニックは、たくさんあります。
プロのマジシャンのマジックは、簡単なテクニックを応用して組み合わせたものがたくさんあるのです。
そんな簡単なテクニックを練習すれば、自分でオリジナルのマジックを作ることもできるようになりますよ。
次では、有名で簡単なトランプマジックのテクニックを5つ紹介します。
ブレイク
ブレイクはカードの山に小指を挟んでおくテクニックです。
多くのマジックに使われるテクニックなので、覚えておくと他のマジックにも応用できるかもしれませんよ。
たとえば、カード当てのマジックをする時に便利です。
ブレイクした場所にカードを入れて、シャッフルするふりをしながら指を挟んだ場所を1番上に持ってきます。
すると、相手が選んだカードは1番上にくるので簡単に当てられるのです。
ブレイクしたままカードを広げると、ブレイクした場所だけカードがずれるので、それで当てることもできます。
自分が使いたいカードがある場所をブレイクしてマークしておくなど、使いみちが多いテクニックなので練習してみてくださいね。
ダブルリフト
1番上のカードをめっくたように見せて、実は2枚重ねているテクニックです。
相手に見えているカードは2枚目のカードなので、裏に戻してから1番上のカードを見せるとカードが一瞬で変わったように見えます。
覚えるとたくさんのマジックに使えるので、おすすめですよ。
見せ方やめくり方が少し難しいので、2枚目に小指を入れて、相手の正面に立つと上手くいきやすいですよ。
ちなみに、大人気マジックの真ん中に入れたカードが上にくるアンビシャスカードでは、ダブルリフトを使っています。
トップコントロール
任意のカードをトップ、つまり1番上に密かにコントロールするテクニックです。
やり方はたくさんあるテクニックですが、自分がやりやすい方法を探すことをおすすめします。
結果として、トップのカードがシャッフルした後もトップにくればいいので、過程は自己流でいいのです。
山を3つに分けて、中、下、上の順番で置いたり、2枚目から下だけをシャッフルしたりと、いろいろな交ぜ方を組み合わせるとバレにくいですよ。
慣れてくるとトップのカードを一旦下に置いてから、シャッフルしながらトップに持ってくることもできる個性が出るテクニックです。
慣れるまでは、トップのカードを表にして練習しましょう。
ちなみに山の1番下、ボトムにカードをコントロールするボトムコントロールというテクニックもあります。
リフルシャッフル
リフルシャッフルは2つに分けたカードを交差させながら混ぜるテクニックです。
まずはカードの山を半分にします。
両手で1つずつ山を持って、カードの角を合わせて1枚ずつ落ちるように指を動かします。
慣れるまでは1枚ずつ交互に合わさるようにゆっくり落としてみましょう。
カードが交互に重なったら、重なってない方が真っ直ぐになるように持ち直します。
そして、軽く力を入れてカードとカードを押し付け、山の形になるようにしてください。
あとは、力を抜くと自然にカードが交互に落ちてくるので、整えたら完成です。
ただし、紙のトランプでリフルシャッフルをすると、傷がつきやすいので注意してください。
エルムズレイカウント
エルムズレイカウントは、4枚のカードのうち1枚だけを見せずに数えるテクニックです。
相手が選んだカードや仕掛けのあるカードなど、相手に見せたくないカードを持っている時に使います。
やり方はまず、相手に見せたくないカードを下から2枚目の位置に持ち、カードの右下コーナーを右手の親指、中指、人差し指でおさえます。
それを左手でつかみ、トップカードから数えていくのですが、2枚目を数える時に3枚目を重ねた状態で左斜め前に押し出してください。
ポイントは重ねたカードがずれないように、親指でしっかり押さえて置くことです。
速さよりも丁寧な動きを優先することで失敗しにくくなりますよ。
相手がサインしたカードが手元には無いように見せて、突然出てきたサインカードをプレゼントする演出にも使えるテクニックです。
トランプマジックを上手く見せるコツ
人前でトランプマジックをするなら上手く見せたいですよね。
もちろん派手な技や完璧な演技はカッコよく見えますが、初心者のうちはなかなか難しいでしょう。
しかし、誰にでもできてプロマジシャンも大切にしている、トランプマジックを上手く見せるためのコツがあります。
最後に紹介する4つのポイントを覚えて、素敵な演技をしてください。
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カッコつけない
カッコつけてマジックをすると、相手が見破ろうとしてきます。
テレビでマジシャンを見ていると、ふざけたテンションの人が多いと思ったことはありませんか?
相手を油断させることで、よりマジックがすごく見えたり、タネがバレにくくなるのです。
また、カッコつけなくてもマジックを上手く見せることができればカッコよく見えるので、力を抜いて相手の目を見てマジックをしましょう。
何度も練習をする
どんな簡単なマジックでも何度も練習してください。
同じマジックでもセリフや見せ方を変えだけで、違うマジックになるのでレパートリーが増えますよ。
また、簡単なマジックほど小さなミスすることがあるので、慣れたマジックでも何度も練習しましょう。
また、失敗から生まれるマジックもたくさんあるので、失敗を恐れず多くの人にマジックを見てもらうことで、どんどん上手くなりますよ。
話術をみがく
話術がマジックの成功を左右します。
マジックが失敗しても話術をみがいていれば、わざと失敗したように見せて盛り上げることができます。
逆に話術がないと上手なテクニックもすごさが伝わりません。
マジックは会話で空間を作ったり、目線や手の動きで相手を誘導する錯覚を使うので、テクニックだけでは上手くいかないのです。
マジックはテクニック3割、口7割と言われるほど、話術のスキルが大切なので、ひとりで練習する時も必ず声を出しましょう。
話術で世界観を作って注目を集めることで、よりマジックが盛り上がりますよ。
相手を楽しませる
マジックを練習してできるようになったら、カッコいい技を誰かに見てもらいたいですよね。
しかし、マジックは相手を楽しませる気持ちがないと盛り上がりません。
自己満足で終わらないように、相手がどうしたら楽しんでくれるかや喜んでくれるかを考えてマジックをしましょう。
自分と相手が一緒に楽しい空間を作れるのが、マジックのいいところなので、相手がいるからマジックができることを忘れてはいけません。
トランプマジックは小学生でも練習すれば簡単にできる!テクニックを覚えて友達を驚かせ人気者になろう
トランプマジックは年齢関係なく楽しめる趣味です。
また、難しそうに見えるけど、小学生でも練習すればできる簡単なトランプマジックはたくさんあります。
マジックのやり方を覚えて、何度も練習してみてください。
テクニックを覚えれば、友達を驚かせて人気者になれるかもしれませんよ。
コツさえ掴めれば、子供でも簡単にできるのがトランプマジックです。
家にあるトランプを使って、気軽にトランプマジックの世界を楽しんでみてくださいね。
この記事のまとめ
- トランプマジックは子供から大人まで楽しめる
- トランプマジックを練習すると会話が上手くなる
- 難しそうなマジックでも、タネが分かれば簡単にできる
- トランプマジックで大切なことは相手を楽しませること
- トランプマジックを覚えて人気者になろう