割り箸を使ったマジックは比較的簡単なものが多く、初心者にもおすすめのマジックです。
出先ですぐにタネを作って披露できるものもあるので、いくつか覚えておけばいざという時の盛り上げることができるでしょう。
目次
割り箸を使った簡単マジック①浮く割り箸
1つ目は割りばしを浮かせるマジックです。
事前の準備が必要ですが、身近にあるもので簡単に作れるため居酒屋などの飲み会の場でも簡単に披露することができます。
ものが浮くマジックはいろいろありますが、この手品なら簡単に習得できるのでぜひ自身のレパートリーに加えてください。
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マジックの内容
このマジックは掌に割り箸がくっついて離れなくなるという不思議な手品です。
日用品を使った手品の中でも「物を浮かせる」系トリックでは、タネを作るときに輪ゴムを使うケースが多いでしょう。
しかし、出先で必ず輪ゴムを持っているという人は少ないですよね。
この仕掛けは割り箸と爪楊枝さえあればできるので、レストランや居酒屋ですぐに披露することができます。
少し練習すれば自然に披露できるようになるので、まずは自宅でしっかり練習してみましょう。
用意するもの
- 割り箸
- つまようじ
手品に必要なものは割り箸とつまようじだけです。
割り箸はもともと離れているタイプではなく、割って使うものを利用しましょう。
おうちで披露する時には、つまようじが一緒に入っているコンビニやスーパーにある袋入りのものが便利ですよ。
やり方
まず、割り箸を取り出して割れないように間を開き、つまようじの先端を割り箸の真ん中くらいのところに差し込みます。
箸の隙間に爪楊枝の跡がつくように力を入れて押さえたら、一回つまようじを抜いてください。
次に、抜いたつまようじの尖っている方から1cm~2㎝程度のところで折って短くしましょう。
短くなった爪楊枝を、先ほど後をつけたところに差し込んで抜けないように馴染ませたら下準備は完了です。
あとは、爪楊枝を指の間で挟んで持てばまるで箸が浮いたように見えるマジックの完成です。
割り箸を使った簡単マジック②消える割り箸【保育園むけ】
こちらの手品は保育園などで披露しやすい、子供向けのマジックです。
見せる対象が子供なので、タネ自体はとても単純。
しかし、見せ方や作り方次第でクオリティの高いマジックに見えるので、覚えておきましょう。
仕掛けは簡単に作れるので、初めて手品をするという人でも取り掛かりやすいですよ。
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マジックの内容
この手品は封筒の中に割り箸を入れて、それを消してしまうというトリックです。
封筒を手で勢いよくぐしゃぐしゃにすると、入っていたはずの割り箸が消えてしまいます。
「魔法の呪文」をつくって、一緒に唱えることで盛り上がれるので子供に披露するのにぴったりですよ。
用意するもの
- 割り箸
- 折紙
- 封筒
- 両面テープ
- 定規
- はさみ
必要なものは3つだけで、どれも簡単に準備できるものです。
封筒は割り箸が全部入るサイズを用意しましょう。
A4用紙が3つ折りで入る長形3号の封筒がおすすめです。
折紙は箸袋が無い時に使うので、箸袋に入ったわりばしがあれば必要ありません。
やり方
まず、封筒の側面と底面をハサミで切って開きましょう。
開いた封筒の角から巻きつけていき、半分くらいまで巻いたら両面テープで固定し余分な部分を切り取ってください。
次に、定規を使って、封筒の上から割り箸の溝をなぞりへこみを着けます。
最後に割り箸を抜き取れば、紙でできた箸の完成です。
あとは箸袋に紙製の箸を戻して、観客の前で封筒の中に入れてぐしゃりと潰すだけ。
全て紙でできているので、まるで忽然と消えてしまったかのようにみえるのです。
なるべく木目の色に合った封筒を使って仕掛けを作ることがポイントですよ。
割り箸を使った簡単マジック②消える割り箸
こちらのマジックは、2016年5月8日放送の「ニャンちゅうワールド放送局」でマジシャンさんしろうが紹介したものです。
事前に準備をしておけば、比較的簡単に行うことができるインパクト抜群な手品なのでぜひ余興などに取り入れてみてください。
まずは、トリックの内容と必要なものをしっかりチェックしましょう。
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マジックの内容
このマジックも、封筒の中にいれた割り箸が一瞬で消えてしまうというものです。
観客に実際に触ってもらって本物であることを確認してもらえるので、大人相手でも十分通用するでしょう。
箸を封筒に入れて封筒を握りつぶすだけで、まるで割り箸が消滅してしまったかのように封筒がぐしゃぐしゃに丸まる姿は、まさに王道の手品らしいインパクトです。
用意するもの
- 箸袋入りの割り箸2本
割り箸は2本用意しますが、タネを作るのは1本です。
1本の割り箸を箸袋の上から押さえて形を取ったら、箸袋から飛び出した部分だけを切って上部だけしか見えないように細工してください。
この細工された方が消えるマジックに使用されます。
もう1本の方は観客に見せるようなので、手渡す時は間違えないように注意しましょう。
やり方
やり方はとても簡単で、まず封筒を観客に見せて仕掛けが無いことを確認してもらいます。
次に2本の割り箸を取り出して「箸を封筒に入れて消してしまう」という説明をしましょう。
仕掛けが無い方を観客に渡して仕掛けが無いことを確認してもらえば、よりインパクトが高まります。
あとは、封筒の中に仕掛けを作った方の割り箸を入れて合図をし、封筒をぐしゃぐしゃに丸めるだけ。
封筒に向かってやや斜めに差し込んでいくとリアル感が出ますよ。
箸袋が薄い色だと透けてしまう可能性があるので、濃いめのカラーを探してくださいね。
割り箸を使った簡単マジック④矢印マークの瞬間移動
こちらのマジックは「嵐にしやがれ」などでも披露されたことがある、プロマジシャン御用達の割り箸マジックです。
タネ作りがとても簡単で、必要なのは指先のテクニックだけなので練習すれば誰でも披露できるようになります。
手品自体の完成度を高める話術なども意識すれば、より本格的な雰囲気で披露できるでしょう。
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マジックの内容
マジックは1本の割り箸だけで始まります。
割り箸を上下に動かし、手で押さえると外した瞬間に無かったはずのマークが現れるのです。
裏表両方に描かれたマークは、もう一度握って手を離すと両方消えてしまうというもの。
マークが出たり消えたりする様子は魔法を見ているかのような不思議さで、上手くできれば披露した相手も盛り上がること間違いなしですね。
ちなみに、応用編としてハートと弓矢のマークを2つ書いて、合図でハートに弓矢が刺さったイラストに変化させたり、再び抜いたイラストにしたりというものもあります。
トリックの内容は変わらないので、基本が上手くできるようになったら練習してみましょう。
用意するもの
- 割り箸
- 油性マジック
割り箸の片面には、あらかじめマークを書いておきましょう。
裏表別々のイラストを描く時には、絵の位置を合わせることでひっくり返した時の違和感が少なくなります。
絵柄が違うとトリックがばれやすくなるので、最初は丸やハート、星形など同じ形で書ける模様がおすすめです。
やり方
まず、マークを書いた表面を相手に見せたら指先で転がすようにしながら裏面を見せてください。
この時、指で転がすことによって実際には表面を見せているのですが、上手くひっくり返すと相手は気付きません。
戻す時も同じように表面を見せてください。
そして、手で押さえて合図をしながら割り箸を返すとマークが一瞬で消えてしまうのです。
ハートに矢を指すバージョンは、表にハートと矢を書き、裏面に矢が刺さったハートを描けばできますよ。
色々なイラストでできる手品なので、バリエーションを増やしましょう。
【番外編】割り箸マジックハンド
手品ではありませんが、割り箸を使って楽しいおもちゃが作れる「マジックハンド」もお子様と遊ぶ時におすすめです。
工作というのは、子供の知育教育にもぴったりで数学や科学への興味を促すといわれています。
この割り箸や輪ゴムだけで簡単に作れて刃物を使わないので、お子様と一緒でも安心。
みんなで工作をする時や夏休みの自由研究などでぜひ取り入れてくださいね。
マジックハンドとは
マジックハンドとは、テコの原理で取っ手を握るとのびながら先端部分が開いたり閉じたりするアイテムです。
子供の遊び道具だけではなく、狭い所に落ちてしまったものを拾うための便利グッズとしても販売されているので多くの人が知っているでしょう。
そんなマジックハンドが、割り箸と輪ゴムで作れてしまうのです。
用意するもの
- 割り箸 8膳
- 輪ゴム 4本
- 両面テープ
- ペットボトルキャップ 2個
マジックハンドづくりに必要なのは上記の4つです。
割り箸と輪ゴムは伸び縮みする本体部分、ペットボトルキャップと両面テープは物を掴む先端の部品として使用します。
ペットボトルキャップが無い場合は、適度な大きさに切ったメラミンスポンジなどでも代用できるのでちょうどいいものを探してみましょう。
作り方
まず、割り箸4本をX型になるように重ねてください。
この時、1本ずつ交互になるようにしましょう。
その中心を輪ゴムで固定したものを2つ準備してください。
次に、それぞれの端を交互に重ねて輪ゴムで固定し2つのX部品を合体させます。
割り箸の先端部分に、両面テープでペットボトルキャップを着ければ、マジックハンドの完成です。
Xの部品を増やせば長いものも作れますよ。
ちなみに、輪ゴムをきつくし過ぎると上手く伸びたり縮んだりしないため、適度なゆるさに調節しながら作りましょう。
マジックに挑戦するならMMJ
今回紹介した割り箸マジックは、どれもとても簡単なトリックを使った初級編のようなテクニックです。
これらの手品を習得したら、次はもっとハイレベルな技を練習して周りの友人や家族をあっと驚かせてみませんか。
「Magic Movie Japan(MMJ)」では、プロのマジシャンがさまざまなジャンルのマジックについてタネややり方を解説しています。
好きな時にいつでも視聴できる動画配信形式なので、スキマ時間に手品の練習をするのにもぴったり。
できる手品の難易度をどんどん高めて、プロマジシャン顔負けのマジックショーで観客を盛り上げましょう。
割り箸マジックなら簡単にできちゃう!練習してみんなに披露しよう
手品と聞くと、難しい仕掛けを作ったり練習をたくさんしなければならないというイメージを持つ人も多いでしょう。
しかし、割り箸マジックなら誰でもすぐに面白い手品ができるようになります。
プロのマジシャンが紹介するようなものもあるので、スマートに披露できるようになれば見せた相手は驚いて盛り上がってくれるでしょう。
自宅にあるアイテムで簡単に仕掛けが作れるので、まずは実際にチャレンジしてどんな風に見せればより自然に驚かせられるか研究しましょう。
この記事のまとめ
- 割り箸を使うと色々な簡単マジックができる
- すぐ手に入る日用品で作れるトリックは多い
- マジックハンド作りは子供にもおすすめ