「マジックショー」と聞くと、ステージ上でマジシャンが華麗に白い鳩を出す姿をイメージする人も多いはず。
手品を代表する演出の1つですが、観ていると「なぜ白い種類しか使わないの?」「暴れたりしないの?」と不思議に思いますよね。

目次
鳩がマジック中に暴れない理由は?どうやってるの?
「マジックの途中で、ハトが暴れたりすることはないの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
実は、鳩は暗い場所で静かになるという習性があり、きちんと調教されているので、隠し場所でもおとなしく待機することができます。
手品に使われる鳩は、パフォーマーの服や帽子、マントなどの中に隠されていて、マジシャンのアシスタントとしてステージを盛り上げているのです。
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マジックの鳩の種類は?
マジックで出てくる白い鳩は、銀鳩(ギンバト)という種類で、街中や公園などでよく見かける灰色のドバトとは違う品種です。
銀鳩はおとなしく人懐こい性格なので、マジックの相棒としてはもちろん、ペットとして飼うこともできます。
野生の鳩は鳥獣保護法によって飼育が禁止されていますが、銀鳩はペットショップで5,000円〜10,000円くらいで購入可能です。
マジックではなぜ白い鳩を使うの?
そもそも、どうしてマジックでは白い鳩が使われるのでしょうか?
「よく見かける灰色の品種じゃダメなの?」「インコやオウムなどが出てくるマジックはあまり見かけないな」と思っている人も多いはず。
タネやトリックも気になりますが、白い品種ばかり使われるのも不思議ですよね。
それでは、マジックで白い鳩が使われる理由についてチェックしてみましょう。
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ステージの上で映える
白い鳩はステージ上で映えることから、マジックでよく使われています。
マジックショーのステージは暗く、マジシャンもダークな色合いの衣装を着ることが多いですよね。
そこで灰色や黒い鳥が飛び出しても、いまいち目立たないかもしれません。
白い鳩だと、暗めのステージとのコントラストがはっきりするので、登場したときのインパクトも大きくなります。
懐きやすく飼いやすい
マジックで使われる銀鳩は、人に懐きやすく飼いやすい品種です。
鳴き声も比較的小さいため、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすいでしょう。
おとなしく賢い性格なので、愛情を持って調教すれば技をマスターすることもできます。
信頼関係を築けば、可愛いペットとしても、マジックのアシスタントとしても大活躍してくれますよ。
体が小さくおとなしいため隠しやすい
白い鳩は体が小さいので、数羽であればマジシャンの隠し場所に潜めておくことができます。
また暗い場所ではおとなしく、光を見ると羽ばたくという習性によって、ステージを華やかに演出してくれますよ。
体は小さいですが、翼が大きくはばたいたときの見栄えが良いため、観客を「あんなに大きい鳥、どこから出てきたんだろう!?」と驚かせることができるのです。
鳩を出す手品が有名になったきっかけは?
鳩を出す手品は昔からありましたが、一躍有名になったきっかけは、あるイケメンマジシャンだったと言われています。
1960年に公開された「ヨーロッパの夜」という映画に出演したチャニング・ポロックは、鳩を出すマジックを得意としたマジシャン。
チャニングが劇中で披露した華麗なテクニックに、多くの観客が夢中になりました。
そして、彼に影響を受けた多くのマジシャンが鳩を使った手品をするようになり、世界中で人気のマジックになったのです。
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「マジックで使った鳩は死ぬ」というデマが広まった理由は?
「マジックで使った鳩は死ぬ」というデマを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、手品の中で死んでしまうことは絶対にありません。
残酷なデマが広がった理由には、2006年に公開された映画「プレステージ」が影響していると言われています。
2人の天才マジシャンを描いた映画の中で、カゴから消えた鳩が仕掛けの中で殺され、ステージには別の鳩が出されるというシーンがありました。
このような仕組みは一般的ではなく、現在このようなトリックを使うマジシャンはいません。
マジシャンは愛情を持って調教し、日頃から信頼関係を築いているので、手品中に死なせてしまうことはないと言えるでしょう。
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マジックの白い鳩の種類は銀鳩!ショー中に暴れないのはマジシャンと信頼関係があるから
マジックショーで出てくる白い鳩は、銀鳩という種類です。
おとなしく賢い性格で人にもよく懐くため、マジック用だけでなくペットとして飼う人もいます。
ショーの途中で暴れないのは習性だけでなく、マジシャンと信頼関係を築いているからです。
愛情たっぷりに育てられているので、マジシャンの相棒として温かく応援してあげましょう。
マジシャンと鳩が一緒に繰り広げるイリュージョンを、ぜひ心から楽しんでくださいね!
この記事のまとめ
- マジック中に鳩が暴れないのは、習性だけでなくマジシャンとの信頼関係があるから
- ショーに使われるのは、おとなしく人懐こい性格の銀鳩という種類
- 白い鳥は暗いステージ上でも映えるので、登場したときの感動も大きくなる
- このマジックが有名になったきっかけは、1人のイケメンマジシャンだった
- 「手品で使った鳩は死ぬ」というのは完全なデマで、現代ではありえないこと