「マジック」と聞くと思い浮かぶことはなんでしょうか。
ハットから鳩が飛び出してくるシーンを思い浮かべる人もいるでしょうし、口からトランプや国旗がどんどん出てくる現象を思い浮かべる人もいるでしょう。
世界にはさまざまな種類のマジックがありますが、この記事では「ステージマジック」にスポットを当てて紹介していきます。
代表的なステージマジックを動画付きで解説していくので、ぜひご覧ください。
目次
ステージマジックとは
マジックは、マジシャンと観客との距離によってパフォーマンスのカテゴリーが異なります。
マジシャンがマジックを観客に披露するときに、お客さんの目の前で行うマジックを「クロースアップマジック」、近すぎず遠すぎない距離で行うマジックを「サロンマジック」、そしてステージの上で行うマジックを「ステージマジック」といいます。
ステージマジックは、マジシャンと観客との距離が離れている分、マジシャン自身の動きをダイナミックに見せなければいけません。
たくさんの人に感動や驚きをもたらすために、演技も少し大げさにやる必要があります。
【種類豊富】代表的なステージマジックを動画付きで紹介!
ステージマジックと一括りにしても、種類がたくさんありすぎて、わからないという人もいるでしょう。
そんな人のために、代表的なステージマジックを動画付きで解説します。
これらの動画をチェックすれば、ステージマジックとはどんなものか理解することができるはずです!
マジックの王道「カードマニュピレーション」
まずはマジックの王道、トランプを自在に操る「カードマニュピレーション」の紹介です。
より鮮やかに魅せるため、派手なデザインのトランプが使われていることが多いマジックです。
こちらの動画では、マジシャンの男性が1人舞台の上に立ち、華麗な手さばきでひたすらトランプを使ってさまざまなテクニックを披露しています。
「こんなに広いステージなのに、カードマジックだけだと物足りなさを感じてしまうのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、徐々にマジックの難易度が上がっていき、登場するカードの数も増えるため、変化するパフォーマンスに観客は目をそらすことができません。
彼は最初から最後まで堂々と自信に溢れた表情でマジックを披露しており、観客も「次はなんだろう」と期待してしまうのでしょう。
手先の早ワザ「コインマニュピレーション」
次は手先の早ワザがポイントとなる「コインマニュピレーション」。
一瞬でコインが消えたり現れたりするため、片時も目が離せないマジックです。
こちらの動画では、ステージにいるマジシャンが、どこからともなくコインを出してはバケツに入れていくマジック「マイザーズ・ドリーム」が披露されています。
シンプルなマジックですが、どんなに目を凝らして見ても、コインの出所がわからないくらいスピーディーで丁寧に行われているため、見ていて飽きません。
コインを隠し持っているシンプルなトリックであることが多く、簡単そうに見えても、観客にバレずにコインを出せるようになるには相当な練習が必要です。
魔法の杖を使う「ウォンド&シンブル」
次は魔法の杖を使う「ウォンド&シンブル」。
ウォンドとは、魔法をかける棒のことで、シンブルという指抜を組み合わせたマジックです。
こちらの動画では、ウォンドやシンブルが一瞬で出現したり消失したり、増加や減少、そして色が変化したりもします。
一瞬の早ワザが次から次へと繰り出されるので、こちらも目が離せません。
ぷかぷか浮かぶ「フローティングボール」
次はボールがぷかぷか浮かぶ「フローティングボール」の紹介です。
ボールが無重力空間を漂っているかのようなマジックです。
こちらの動画では、マジシャンが登場すると持っていたボールが宙に浮き、彼が手を伸ばせば彼の手に戻ってきたり、彼が合図をすればまた離れていったりする不思議な光景が続きます。
ボールに仕掛けはないはずなのに、まるでボールに意思があるようにぷかぷかと浮かんでいます。
ボールと手の動きに注目して、ノリノリの音楽で楽しみながら観てみてください!
鮮やかな見栄え「フラワーマジック」
次は鮮やかな演出が印象的な「フラワーマジック」です。
カラフルな花を使うことでステージ映えするマジックで、その中でも空中にたくさんの花が出現する「ミリオンフラワー」が有名です。
こちらのマジック動画は、ステージ上もマジシャン自身も真っ黒なため、バラの赤さと花瓶の白さだけが強く印象に残ります。
1本しかなかったはずの赤いバラが2本になり、最後には黄色いバラになるというマジックです。
トリック自体の難易度は高くはありませんが、流れるようにパフォーマンスするためには、相当な練習が必要といえるでしょう。
まるで知恵の輪「リンキング・リング」
次は大きなリングを何本も使ってマジックをする「リンキング・リング」。
まるで大きな知恵の輪を扱っているかのようなマジックで、リングが抜けたり合体したりする動きが特徴です。
こちらの動画では、リングをゆらゆらと浮かせてから一瞬で合体させるなど、マジシャンがバリエーション豊かな動きでリングを操っています。
照明も暗めで舞台上も暗いので、少しリングが見づらいという人もいるかもしれませんが、体全体を使って大きなリングを操るパフォーマンスなので、見ごたえは十分です。
ボールを使った「四つ玉」
次はボールを使った「四つ玉」です。
各ボールを指の間に挟んだフォーメーションが印象的なので、テレビなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか。
こちらのマジック動画では、ボールの出現や消失、分裂や増減、移動や貫通まで、あらゆるテクニックが惜しげもなく披露されています。
指の動きが滑らかで、流れるようにマジックが進行。
次はどこからボールが現れるのか注目してしまうので、瞬きする間もないでしょう。
ステッキが自由自在に動く「ダンシングケーン」
次はステッキが自由自在に動く「ダンシングケーン」の紹介です。
このマジックは「ダンシングステッキ」と呼ばれることもあります。
マジシャンは手を動かしているだけでステッキに触れていないのに、ステッキが自動的に動いているように見えるというマジックです。
音楽とともにステッキが動くので、まるでダンスしているように見えますね。
マジシャンの滑らかな手足の動きにも注目です。
大掛かりでダイナミック「イリュージョン」
最後は大掛かりでダイナミックな演出が特徴的な「イリュージョン」動画です。
イリュージョンには数多くの種類があり、これまで紹介したどのマジックよりもインパクトがあります。
ここでは、さまざまなイリュージョンを視聴することができる動画を紹介します。
人の上半身と下半身を切断する「人体切断」、男性がベットに横になったのに次の瞬間に女性に変わっている「人体交換」、人が浮いて剣に刺さるという「人体浮遊」、あったはずのものが消えてしまう「消失」…。
ダイナミックなパフォーマンスショーの連続で、たっぷり楽しむことができる動画となっています。
とくに男性が浮いて剣に刺さってしまう演出はとてもショッキングで、思わず叫んでしまう人もいるかもしれませんね。
ステージマジックを披露するには衣装や道具の用意が必須
ステージマジックを披露するには、衣装や道具の用意が必須になります。
ステージと観客との距離が遠ければ遠いほど、インパクトのある衣装を着なければ、遠くの観客からの印象が薄くなってしまう可能性が大いにあるからです。
衣装や道具もパフォーマンスの一部なので、マジシャン自身はあえて全身黒い服を着て、小道具を目立たすという手法もあります。
ロープや檻、グラスやお札など、全ての道具一式をお店で揃えると、基本価格は安くても結果的に高くなってしまうかもしれません。
インターネットでマジックの道具を検索すると、解説DVD付きの商品がいろいろとありますし、デモムービーを見ることが可能な場合もあるので、これからマジックに挑戦したいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ステージマジックを目の前で見たいならマジシャン派遣サービスがおすすめ!
プロのマジシャンのステージマジックを鑑賞すると、動画では気づかないような新しい発見があるかもしれません。
プロマジシャンを派遣するサービス「MAGICDOOR」では、イメージや予算に合わせたプランを提案してくれます。
気心知れた仲間たちと一緒にステージマジックを見てみたいという方は、一度気軽に相談してみてください。
プロマジシャンのパフォーマンスを生で見る機会はそうないので、素敵なサプライズにもなるでしょう。
ステージマジックで使える道具はマジックショップでも販売されている
ステージマジックで使う道具は、ネットだけでなく、リアル店舗のマジックショップでも販売されています。
実際に現物を自分でチェックしてから買いたいという人は、マジックショップを訪れるのもいいかもしれません。
日本語でマジックの種明かしをしてくれている解説DVDセットなどがあれば、少し値段が張っても繰り返し確認できるため、真剣にマジックをはじめたいという人にはいいでしょう。
数量限定の道具もあるので、商品情報をあらかじめネットでチェックしてから行くといいかもしれませんよ!
この記事のまとめ
- ステージマジックとは、舞台と観客の距離が離れているパフォーマンスのこと
- 代表的なステージマジックといえば、カードやコイン、シガレットなどのマニュピレーションや、アニマルマジック、イリュージョンマジックなどがある
- ステージマジックを披露するには、あらかじめ衣装や道具を揃えておく必要がある