世界中で親しまれているカードゲーム「トランプ」。
トランプはそのコンパクトさから、持ち運びに便利で、ちょっとした旅先にもっていくことのできるアイテムです。
一般的な遊びとしては、ババ抜きや神経衰弱、大富豪などのカードゲームが代表的ですが、トランプマジックも有名ですよね。
トランプマジックは、場所を選ぶことなく簡単にできるうえ、周りを驚かすようなマジックが数多くあるので、何かパフォーマンスをしたい方にとてもおすすめです。
今回の記事では、初心者必見の簡単トランプマジックのやり方と種を紹介していきます。
飲み会や歓送迎会で披露すると、喜ばれること間違いなしの技ばかりです!
目次
子どもでもできる簡単トランプマジック
トランプマジックには、高度なテクニックが不要で子どもでも簡単にできるようなものが多くあります。
誰でも手軽に楽しむことができるのがトランプマジックの良いところです。
さっそく覚えればすぐに実践できる、初心者向けの簡単手品のやり方を解説していきます。
選んだトランプを当てるやり方
相手に選んでもらったカードを当てるトランプマジック。
ただ当てるのではなく、相手が決めた枚数のトランプをめくると丁度選んだカードが出てくるという驚きのパフォーマンスです。
やり方解説
- シャッフルした20枚の裏向きトランプの中から、相手に好きなカードを1枚選んでもらいます。
- ここで「カードを覚えてください」と伝えて束の1番上に乗せてもらい、再びシャッフル。
- そして「あなたが選んだカードを何枚目に出してほしいですか?」と聞きましょう。
- 束の下から1枚ずつカードを抜いて順番にテーブルの上に置き、相手が決めた枚数のカードをめくると、なんと該当カードが出てきます。
種明かし
- 相手が選んだカードを戻してシャッフルするとき、実はそのカードをさりげなく1番下に入れています。
- これは「オーバーハンドシャッフル」という簡単な混ぜ方です。
- シャッフル後にトランプを持つ際、1番下にある該当カードを小指で少しだけ後ろにずらしておきます。
- 「スライディング」という技法で、こちらもすぐにできるでしょう。
- 束の下からカードを抜いていくときは、ずらしたカードを残した状態で他のカードを順番に抜いていきます。
- 相手がチョイスした枚数のタイミングに合わせてずらしたカードを出します。
相手の選んだ数のトランプを予言するやり方
相手が選んだ数を予言するというマジック。
種を仕込めば絶対に失敗することがないので、事前に余興をすることが決まっているという人に最適です。
やり方
- 使うのは3枚のカード。
- 仮に”ハートのA・スペードの2・ダイヤの3”とします。
- この3枚を表向きに並べて、好きなカードを選んでもらい、そのカードの上にトランプの箱を置いてもらいます。
- ここでは該当カードをハートのAと仮定して、箱を置いてもらったら「実はあなたがどのカードを選ぶかわかっていました」と伝えましょう。
- そして箱を裏返すと、そこには「あなたはハートのAを選ぶ」という予言が書かれているのです。
- もちろんスペードの2やダイヤの2が選ばれても、確実に予言することができます。
種明かし
やり方ではハートのAの予言のみを行いましたが、ほかの2枚はどうすればいいのでしょうか。
これには種を知れば納得のトリックが隠されています。
改めて種を完全公開します。
- ハートのAが選ばれた場合
トランプの箱の裏に「あなたはハートのAを選ぶ」と書かれた紙が貼ってある。 - スペードの2が選ばれた場合
スペードの2のカードの裏に「あなたはスペードの2を選ぶ」と書いてある。 - ダイヤの3が選ばれた場合
トランプの箱の中に「あなたはダイヤの3を選ぶ」と書かれた紙が入っている。
ちょっとした下準備だけでできる予言マジックを、ぜひ披露してみてください。
選んだカードが一番上にくるやり方
束の真ん中にいれたカードが1番上にあがってくるという王道マジックです。
シンプルで簡単なのに、かなりの驚きを提供することができます。
やり方
- トランプをシャッフルし、相手に1番上のカードを覚えてもらいます。
- その1番上のカードを束の真ん中に差し込みます。
- おまじないをかけて1番上のカードをめくると、真ん中に差し込んだカードが出てきます。
種明かし
- 相手に覚えてもらうのは1枚目のカードではなく、実は2枚目のカード。
- 2枚重ねた状態で相手に見せるというわけです。
- 束の真ん中に差し込む前には、さりげなく一旦カードを1番上に戻します。
- そして1番上のカードだけを束の真ん中に差し込むと……
- 相手に見せたカードが必然的に1番上になりますよね。
- あとは「カードが1番上に瞬間移動します」などといって合図をしてから、トップカードをめくるだけ。
- 初見なら誰しもが驚いてしまうマジックでしょう。
簡単なのに「すごい!」と思わせるトランプマジックのコツ
難しい技法を使わずとも、ちょっとした演出やコツ次第で「すごい!」と思ってもらえるようなマジックを行うことができます。
ここではマジックを披露する際におさえておきたいコツを紹介します。
絶妙な間
マジックはただ進行していけばいいというものではありません。
間を空けずにどんどんと次へ進んでしまうと、一方通行の演技になってしまい、観客の心は置いてけぼりになってしまいます。
マジックは観客との一体感が醍醐味のひとつなので、それではまったく楽しめませんよね。
それを防ぐためには、間を大切にしましょう。
上手に間をとるには、動作の合間に会話を織り交ぜていくことが大切です。
たとえば、選んだカードを当てるとき、すぐにカードを見せるのではなく、「あなたが選んだカードは……このカードです!」と一瞬沈黙すれば、手元に集中させつつ観客の緊張感を高めることができます。
また、「指を鳴らすとあなたが選んだカードが現れます!」と予言するなど、演出を盛り上げる言葉を繰り出すのもおすすめです。
このようにして絶妙な間を作ることで、よりマジックを盛り上げることができます。
間をとることで、観客は演者の動作ではなく、マジックの現象に注目してくれるのです。
目線を誘導する
人は、誰かが目線を向けているところに注目するクセがあります。
マジックに慣れていないと、ついつい自分の手元ばかりを見てしまいがちですが、そうなると観客も種を仕掛けている手元に注目することになります。
また、下ばかり向いていると自信がないように見えて、マジックの雰囲気自体が盛り下がってしまうかもしれません。
マジックをするときの基本は、相手の目をしっかり見ること。
そして、注目してほしいと思っているところに自分の目線を向け、観客の視点を誘導するなど、マジックを楽しんでもらうための演出を心がけてみましょう。
トランプマジックは簡単な初級から難しい上級まである
トランプマジックはテクニックが不要な初級のものから、高度なテクニックを習得する必要がある上級のものまで、非常に幅広くたくさんの種類があります。
初心者の人は、まず簡単な初級のトランプマジックからはじめてみましょう。
マジックショップの商品情報を検索してみると、トランプマジックを学ぶことができる解説書や指導書などが販売されていますが、文字ではなかなかわかりにくいという場合もあります。
そういった人は「動画を見て学ぶ」という練習方法がおすすめです。
マジック情報サイト「Magic Movie Japan(MMJ)」では、プロのマジシャンによる実践動画や種明かし動画を配信しており、動画を見ながら楽しくマジックのテクニックを習得するができます。
トランプのほかにもコインや輪ゴム、お札などの日用品を使ったマジックも充実。
簡単マジックができるようになれば、それを応用して難しいマジックにも挑戦することもでき、アレンジで演技の幅を広げやすいのも魅力的です。
初心者でもすぐに実践できるマジックばかりですので、ぜひ利用してみてください。
簡単なトランプマジックなら今すぐできる!
トランプマジックは、プロのマジシャンのような指先を使った細かいテクニックが必要で、習得するのは難しいというイメージがあるかもしれません。
ですが、簡単な種を使い手順をきちんと覚えれば、難しいテクニックを使えない初心者でも、ちょっとしたコツと簡単なトリックで周りがあっと驚くマジックを披露することができます。
とくにパーティーや宴会の余興で人気者になりたいという人は、簡単なトランプマジックがおすすめです。
飲み会でも場の雰囲気を盛り上げるために、技を習得したらどんどん披露していきましょう。
この記事のまとめ
- トランプマジックは初心者でも簡単にできる
- 演出次第ですごいと思わせることが可能
- トランプマジックは初級から上級まで多くの種類がある
- トランプマジックを習得するなら動画がおすすめ
- パフォーマンスに最適なトランプマジックはお客様の心をグッと惹きつける