ルービックキューブは、大人から子どもまで楽しめるパズルゲームです。
しかし、解き方や攻略法をある程度分かっていないと完成させるのが難しいことも。
「どうしても解けない!」という時は、まずは図や説明を確認しながら解いてみるのがおすすめですよ。
目次
攻略のコツ①ルービックキューブの構造を知っておく
ルービックキューブを攻略するためには、まず構造を知っておくことが大切です。
このゲームは、ただ色を揃えていくだけではありません。
キューブを分解すると、1つのパーツは1色ではなく、2~3色が付いたパーツになっています。
1色だけ動かすということはできず、必ず2~3種類色が付いたパーツを動かすことになるのです。
そのため、「色を揃える」ではなく「それぞれのパーツを正しい位置に揃える」という意識が大切になります。
- センターキューブ(6個)
全部で6個あるセンターキューブは、各面に1個ずつあります。
分解すると1つのパーツになっていて、動かしてもその場で回転するだけで位置関係は変わりません。
ルービックキューブによって配色が違うことがありますが、基本的に白の反対側は黄色、青の反対側は緑になっています。
センターキューブを基準に解いていくので、ルービックキューブ攻略にはとても重要なパーツです。
- コーナーキューブ(8個)
全部で8個あるコーナーキューブは、立方体の角の部分にくるパーツです。
コーナーキューブは、1つのパーツに3種類の色がついています。
- エッジキューブ(12個)
全部で12個あるエッジキューブは、立方体の辺の部分にあるパーツです。
全て2面にまたがっているパーツで、1つのエッジキューブにつき色が2種類ついています。
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攻略のコツ②キューブの色について知っておく
ルービックキューブの色について知っておくことも、攻略するためには重要なポイントです。
センターキューブは構造上、絶対に動かないようになっています。
そのため、白のセンターキューブがある面は必ず白が一面に揃うようになっているのです。
また、競技で使用されるルービックキューブは「世界配色」といって、色の位置が決められています。
上達を目指すなら、必ず世界配色のものを使って練習するようにしてくださいね。
世界配色のものは白を下面の状態にすると、上面には必ず黄色が揃います。
そして、側面は上から見て反時計回りに青、赤、緑、オレンジの順番に揃うと覚えておきましょう。
ちなみに攻略サイトやホームページ、トップキュービスト達のYouTube動画などは、白を下面にしていることが多いので、白を下面に揃える習慣をつけておくと早くレベルアップできるはずですよ。
ルービックキューブの解き方
ルービックキューブは、解き方にコツがあります。
「攻略方法が分からない」「とりあえず6面を揃えてみたい」という人は、まず解説を見ながら解いてみると、少しずつ手順や揃えるためのポイントが分かってくるでしょう。
ここでは、3×3×3のスタンダードなルービックキューブの解き方を、初心者にも分かりやすく紹介します。
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1.完全一面を作ろう
まずは完全一面を揃えて作ってみましょう。
何色から揃えても良いですが、ここでは白で説明するので、同じく白を揃えてもらうと分かりやすいはずですよ。
まずは面の中心にある色を見て、色の位置を理解してパーツを動かしていきましょう。
この時、図のように側面の色も揃えるようにしてくださいね。
1面を揃える時は、上から2段目か3段目を回転させて、図のように目的のブロックを動かします。
持っていく方法は場所によって違うので、以下のA~Iの図を参考にしてみてください。
Hのように、目的のブロックが上段にあることも。
この場合は1度2段目に下ろしてから、BかCのパターンで揃えていきます。
Iのような場合も、1度下段に下ろしてからE~Gのパターンで揃えていきます。
2.側面2列目を揃えよう
1面を揃えられたら、次は側面2列目を揃えます。
揃えた白の面をひっくり返して、センターキューブが黄色の面を上にしましょう。
揃える手順は、以下のA~Cのどれかになるはずです。
当てはまるパターンの図を見ながら、ブロックを動かしてみましょう。
Cのパターンでは目的のブロックが2列目にあるので、1度上面に出して揃えていきましょう。
Cの⑧までできたら、あとはAかBのパターンを使って揃えることができますよ。
3.背面に黄色でクロスの形を作ろう
次は、背面に黄色でクロスの形を作っていきます。
この時、クロスの側面は色が揃っていなくても大丈夫ですよ。
クロスを揃えるには、1通りの動かし方しかありません。
下の図の操作を数回繰り返して、クロスを作りましょう。
クロスの部分だけに注目すると、下の図のどれかに当てはまるでしょう。
1回操作するごとに揃っていくので、クロスの形になるまで繰り返してください。
操作する時は、ルービックキューブの向きも大切です。
特に②から③に動かす時は、図とはひっくり返って出てしまうので、持ち直したり上段を180℃回転させたりして操作してみてくださいね。
4.背面を揃えよう
次に、背面と4隅を揃えます。
背面のコーナーは4隅の色の組み合わせを揃えて、1隅だけ黄色を上に向け、4隅の色を揃えていきます。
そのために、まずは1箇所基準点(★)を決めてブロックを動かしましょう。
Aの方法は、時計回りに動かして色の組み合わせをを揃えていく方法です。
Bの方法は、反時計回りに動かして色の組み合わせを揃えていく方法です。
4隅の色の組み合わせが揃ったら、全ての色の向きを揃えていきます。
下の図のどちらかのパターンで揃えられるので、当てはまる方でブロックを動かしてみましょう。
5.クロスの側面を揃えて完成!
最後にクロスの側面を揃えれば完成です。
この時点ではクロスの側面部分がまだ完成していないので、A~Dのうち当てはまるパターンの図を見ながらブロックを動かしてみましょう。
A⑫では、180°回転させます。
B⑫では、180°回転させます。
C①、②、③、⑤、⑥、⑦では、それぞれ180°回転させます。
Dの場合は、一度Aの操作をしてみると、A~Cいずれかのパターンに当てはまるようになります。
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本格的に始めるなら回転記号を覚えよう
本格的にルービックキューブのスキルアップを目指すなら、回転記号を覚えましょう。
回転記号は、スピードキューブに絶対必要な知識です。
最初の記号のアルファベットは「U」なら「Up(上面)」、「L」は「Left(左面)」と、回す面の位置を意味しています。
アルファベットの次に付く記号「’(プライム)」「2」などは、回転の種類を表すものです。
たとえば「R2」という記号なら「右面を180°回す」という意味になります。
他にも持ち替えや2層回し、中段の回転などを表す表記など、たくさん種類がありますよ。
覚えるまでに時間がかかるかもしれませんが、回転記号がマスターできれば、解法の手順を正確に理解できてスピードアップも目指せるので、ルービックキューブがもっと楽しくなるでしょう。
ルービックキューブは一瞬で揃えられる
初心者にとっては1面揃えるだけでも大変なルービックキューブですが、大会に出場するレベルになれば一瞬で揃えてしまうプレイヤーばかりです。
「自分には難しいかも…」と思うかもしれませんが、回転記号や完成攻略法がマスターできれば一気に上達できるはずですよ。
また、ルービックキューブを上手に操作できる人は、手先が器用なのでマジックの上達も早いでしょう。
興味がある人は、マジック動画サイト「Magic Movie Japan(MMJ)」でマジックスキルを磨いてみてはいかがでしょうか?
プロのマジシャンが分かりやすく解説してくれるので、本格的なテクニックを楽しく学ぶことができますよ。
ルービックキューブは誰でも揃えられる!コツを掴めば30秒を切ることも可能
ルービックキューブは、解き方が分かれば初心者でも揃えることができますよ。
最初は完成までに時間がかかるかもしれませんが、コツを掴めばどんどんタイムを縮めることができるでしょう。
さらにスキルアップを目指すなら、回転記号や攻略方法をマスターすれば完成までに30秒を切ることも可能です。
まずは基本的な解き方を覚えて、ルービックキューブを楽しんでみてくださいね!
この記事のまとめ
- 解き方が分かれば、初心者でも簡単にルービックキューブを6面揃えることができる
- ルービックキューブを攻略するには、センターキューブや端ピースなどの構造や色について知ることが大切
- 上達を目指すなら、世界配色のものを使って練習しよう
- 本格的にスキルアップしたい人は、回転記号を覚えることも重要なポイント