ルービックキューブを早く解けるようになるためには、回転記号をマスターする必要があります。
しかし、始めたばかりで「解説がよく分からない」「難しくて覚えきれない」という人もいるのではないでしょうか?
目次
ルービックキューブの回転記号とは?
ルービックキューブの面を早く揃えられるようになりたいなら、解き方や攻略方法を知っておくことが重要です。
解き方は回転記号というもの使って説明されていることが多いので、上達を目指すなら絶対に覚えておきましょう。
まずは、ルービックキューブのレベルアップには欠かせない知識である回転記号について説明します。
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スピードキューブには必須
ルービックキューブを高速で揃えるスピードキューブでは、回転記号が必須の知識になります。
手順を1つ1つ図や解説で説明するのはとても大変で、人に教えるのも難しいですよね。
しかし、回転記号が分かっていれば手順を正確に理解できるようになり、スピードアップも目指せるようになるのです。
覚えるまでには時間がかかるかもしれませんが、マスターすれば今よりも確実にタイムを縮められるようになるでしょう。
回転記号=回転面+回転の種類
基本的な回転記号は、回転面+回転の種類で表されます。
最初のアルファベットは回転させる面を意味し、次の記号は回転させる種類を意味していますよ。
例えば「Rw」と表記されている場合は、「R」が回転させる面を、「w」が回転の種類を表しているのです。
ちなみに、記号は自分が見ている面の位置で付けられるものなので、ルービックキューブの面の色とは関係ありません。
回転記号のアルファベット
回転記号の最初にあるアルファベットは、6面のうちどの面を回転させるのかが示されています。
面記号には、U(Up=上面)、D(Down=下面)、R(Right=右面)、L(Left=左面)、F(Front=前面)、B(Back=後面)がありますよ。
記号は色ではなく、キューブを持った状態の自分の位置で決められることを覚えておきましょう。
回転方向を表す記号
最初のアルファベットの次にある記号は、ルービックキューブを回す方向や種類を意味しています。
その面を正面から見た時の回転方向になるので、場所によっては間違えやすいことも。
時計回りと反時計回りをしっかり意識して、慣れるまで繰り返し練習してみましょう。
ここでは、回転方向を表す記号を紹介します。
面記号のみ
アルファベットの面記号しかない場合は、その面を正面にして時計回りに90度回します。
図で表すと、以下のような動きになるので参考にしてみてください。
各面に時計の針が付いているとイメージしてみると、ルービックキューブの動かし方が分かりやすくなるでしょう。
面記号+「 ’(ダッシュ)」
面記号に「 ’(ダッシュ)」が付いている場合は、その面を正面にして反時計回りに90度回しましょう。
具体的なルービックキューブの回し方は、以下の図のようになります。
時計回りと反時計回りをする時に、F、R、Uの動かし方は分かりやすいのですが、B、D、Lの回転方向は間違えやすいです。
「その面に向かって回転させる」と、しっかり覚えておきましょう。
面記号+「2」
面記号のあとに「2」が付いている場合は、図のように180度回します。
この時、回転方向は時計回り・反時計回りどちらでも良いです。
どちらの方向に動かしても同じ結果になりますが、テキストや攻略本によっては回し方を伝えるために、あえて「面記号 2’」もしくは「面記号’2」と書かれている場合もあります。
回転面+「w」
回転面の後に「w」と表記されている場合は、2層回しといって、その面の中層も一緒に回します。
図のように、通常回転させる面の隣にある面も同時に動かしてくださいね。
小文字の意味
3x3x3のルービックキューブにおいて、小文字は「2層回し」の動かし方を意味します。
たとえば、「Rw」は「r」と同じ回転を示す記号です。
解説するサイトやホームページによって「Rw’」を「r’」、「Rw2」を「r2」と表現することがあるので、覚えておきましょう。
真ん中の回転を表す「スライスムーブ」
ルービックキューブの操作には、中段(2層目の列)だけを回転させる「スライスムーブ」という動かし方があります。
この動作は中段専用の記号を使って表記されるので、覚えておきましょう。
特によく使う記号は、動きを含めてチェックしておいてくださいね。
それでは、真ん中の回転を表すスライスムーブについて紹介します。
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アルファベットはM・S・E
真ん中の層だけを動かすスライスムーブの表記に使われるアルファベットは、M(Middle)、S(Standing)、E(Equatorial)の3パターンです。
それぞれの動作は、MはR面とL面の間の段・Lと同じ方向、SはF面とB面の間の段・Fと同じ方向、EはU面とD面の間の段、Dと同じ方向への回転を意味しています。
SとEはほとんど使いませんが、Mはとてもよく使われるので、動かす方向も一緒に覚えておきましょう。
回転方向を表す記号は同じ
中段だけを動かすスライスムーブを表す時も、回転の種類や方向を表す時と同じ記号が使われます。
おさらいの意味でもう1度、回転方向を表す記号をM、S、Eの動きで確認しておきましょう。
M・S・E+「 ’(ダッシュ)」
「 ’(ダッシュ)」は、その面を正面にして反時計回りに90度回転させる記号です。
M、S、Eに「 ’」が付いている場合は、図のようにルービックキューブを操作します。
M’はMと同じくよく使われますが、S’、E’はあまり使わないので、すぐに覚える必要はないでしょう。
M・S・E+「2」
M、S、Eの後に「2」が付いている場合は、180度回転させます。
どちらの方向に回しても同じ結果になるので、どの方向に回転させても大丈夫です。
持ち替え記号「x・y・z」
アルファベットの小文字「x」「y」「z」は、ルービックキューブの持ち替えを表す記号です。
面を回転させるのではなく、キューブ全体を持ち替えるので間違えないようにしましょう。
動かし方は、下の図のようになります。
「x」はR面方向、「y」はU面方向、「z」はF面に持ち替えてください。
後ろに「’」が付いていたら、反対方向に持ち替えましょう。
また「x」は「(r)」、「y」は「(u)」、「z」は「(f)」と、カッコで囲んだ小文字で表記されることもあります。
前述した2層回しを意味する小文字の「r」とは別の記号なので、注意してくださいね。
回転記号は指で覚える
回転記号を覚え始めてすぐは「これは何を意味しているんだっけ?」「時計回りと反時計回りが分かりにくい!」と悩んでしまうことも多いでしょう。
早くマスターしたいなら、実際にルービックキューブを操作しながら指で覚えるのが1番の近道ですよ。
回転記号だけでは難しい時は、図解を見ながら繰り返し動かしてみてください。
地道に練習を続ければミスが減ってきて、少しずつコツも分かってくるはずです。
回し方に慣れてくると、ルービックキューブを解くのがもっと楽しくなるでしょう。
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プロのマジシャンによる解説なので、演技のポイントなどもしっかり学べます。
ルービックキューブが上手な人は手先が器用な人が多いので、マジックの腕もどんどん上達できるはずですよ。
回転記号をマスターして早く揃えられるようになってきたら、次はマジックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ルービックキューブの回転記号は必ず覚えて!感覚を掴んでスピードアップを目指そう
ルービックキューブを早く揃えられるようになりたいなら、絶対に回転記号を覚えましょう。
いろんなアルファベットや記号が使われるので、覚えるまでには時間がかかるかもしれません。
回転させる方向にも種類があって、最初は難しいかもしれませんが、図解などを見ながら地道に練習することで少しずつコツが分かってくるはずですよ。
早く上達したいなら、実際にルービックキューブを動かして指で覚えていく方法がおすすめ。
指で感覚を掴んで、スピードアップを目指してくださいね!
この記事のまとめ
- ルービックキューブの上達には、回転記号が欠かせない
- 回転記号とは、回転面と回転の種類をアルファベットなどで示したもの
- ルービックキューブの持ち替えなどを意味する記号もある
- マスターするには、実際に動かしながら指先で感覚を覚えよう