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クリベッジのルールを分かりやすく解説!最高に面白い戦略ゲームで遊びつくそう 2024年11月

2022年1月12日

クリベッジ

クリベッジ」はカードゲームのなかでも特に有名で「面白い」と評判の2人用トランプゲームです。

しかし、やり方が複雑なのでどうやって始めたらいいか分からないという人も多いでしょう。

MD編集部
この記事では、クリベッジの成り立ちや基本的なルール、手役の種類などを紹介します。

クリベッジとは?

「クリベッジ」とはイギリスの詩人サー・ジョン・サックリングが、17世紀半ばに発明したといわれているカードゲームです。

ゲームで遊ぶ際には「クリベッジボード」というアイテムを使用します。

ちなみのこれは、お酒を飲んでゲームをするときに点数を忘れないようにするために作られたのだとか。

また、クリベッジはアメリカの潜水艦で唯一の「公式的な娯楽」にもなっています。

その歴史はとても長く、アメリカが所有する最も古い現役太平洋戦艦の司令官室には第二次世界大戦のときに司令官を務めたリチャード・オカーンが使用したクリベッジボードが置かれているのです。

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クリベッジの基本

クリベッジのルールは、17世紀に誕生してからほとんど変化していないといわれています。

まずはそのルールについて、基本の項目を見ていきましょう。

基本ルール

プレイ人数

  • 2人

用意するもの

  • トランプ:ジョーカー2枚を抜いた52枚 1組

クリベッジは2人でプレイするカードゲームです。

使用するトランプは1組ですが、ジョーカーは使用しないのであらかじめ取り除いておきましょう。

【カードの点数】

A~10・・・数字通りの点数
J、Q、K・・・10点

カードにはそれぞれ点数が割り振られています。

A~10までの数字札はその数通りの点数で、ジャック・クイーン・キングはそれぞれ10点です。

【最終目的】

誰かが合計で121点以上獲得すること

ルールはやや複雑なところもありますが、最終目的は「どちらかが先に121点を取ること」というとても分かりやすいものです。

例えゲームの途中でもプレーヤーの誰かが121点を先取した段階で試合は終了し、得点を取ったプレーヤーの勝ちとなるのです。

 

特殊な用語

クリベッジにはこのゲームにしか使用しない特殊な用語が存在します。

意味を知っていないとルールを理解しずらくなるので事前にチェックしておきましょう。

 

クリブ

クリブ」とは捨て札のこと。

カードを6枚配られたプレーヤーは、その中から2枚を裏返しにしておきます。

合計4枚が「クリブ」となり、これはどちらも見ることができません。

 

スターター

スターター」とは、ゲームの一番最初に子のプレーヤーが引くカードのことです。

引くカードは山札の一番上のもので、ジャックだった場合は子に2点の加点が行われます。

 

クリベッジのルール

クリベッジ

専門用語の意味を知ったら、いよいよルールについてです。

最初は流れが難しいと感じるかもしれませんが、慣れてくればやりがいのあるゲームなので、まずはルールを見ながらゆっくりやってみましょう。

ステップごとに分かりやすく解説するので参考にしてください。

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親を決める

クリベッジでは、ゲームを進める順番を決めるために親(ディーラー)と子を選ぶ必要があります。

決め方はとても簡単で、裏返したカードからそれぞれが1枚ずつ引くだけ。

カードの数がより小さい方が親(ディーラー)となります。

ゲームは子にスターターの権利が得られるので、子の方がやや有利といえるでしょう。

 

カードを配る

ゲームが始まってまずすることは、各プレーヤーに手札を配ることです。

カードを配るのは親(ディーラー)の役目。

数字が偏らないようにトランプをよくシャッフルしてから1枚ずつ1人に6枚順番に配布してください。

 

クリブ・スターターを作る

手札が揃ったら、それぞれが捨て札を2枚テーブルに裏向きに置き「クリブ」を作ります。

次に、子が山札の1枚目をめくって「スターター」を作ってください。

テーブルの上に伏せられた4枚のカードと山札の上で表向きになった1枚のカードがあれば、正式にゲームがスタートできます。

 

子からカードを出していく

まず、子がカードを1枚場に出します。

このとき、カードの面は表向きにして相手のカードや山札などと混じらないようにしてください。

カードを出す時には「カードの累計点数」を声に出す決まりがあります。

例えば最初に子がスペードの5を出したら「5」と言い、次に親がハートの6を出したら「11」と言うのです。

また、クリベッジにはいくつかの「」があり、その役がでたら即時点数に加えることができます。

 

カードが出せないときは「ゴー」

親と子が交互にカードを出していき、累計点が「31」になったら1区切りとなります。

しかし「31」を超えてしまう場合や、出せるカードが無い場合には「ゴー」と宣言しなければなりません。

「ゴー」が出されたら、相手のプレーヤーは「31」ぴったりになるか出せるカードが無くなるかまでカードを出し続けます

もし「31」ちょうどのカードが出せなかった場合、区切りの中で最後にカードを出したプレーヤーに1点加算されリセットです。

 

手札が無くなったら手役を計算する

区切りが終わった段階でどちらかのプレーヤーが1枚でもカードを持っていたら、再び同じ流れを繰り返します。

このとき、次の区切りは1つ前の区切りで最後にカードを出したプレーヤーから始め、累計数は0からスタートしてください。

これを繰り返し、すべての手札が無くなったらゲーム終了です。

ゲームが終わったら、子から先に手役の計算を始めてください。

数える手役の対象はスターターと公開札4枚です。

 

親はクリブの点数を加算する

親はスターターと公開札に加えて、伏せていた「クリブ」の中に役があれば点数に加えて構いません

同じカードを別々の役に兼用することもできますが、下位の役を含めて計算することはできないので注意しましょう。

 

121点になるまでゲームを繰り返す

得点計算が終わったら、カードを山に戻しシャッフルして次のゲームを始めます。

2回戦目から親と子を交互に入れ替えて行いましょう。

同じ流れを繰り返し、先に合計「121点」取得したプレーヤーが勝者となります。

得点の計算や手役の種類などは少し複雑ですが、流れは簡単なので慣れてしまえばスムーズに進められるでしょう

 

クリベッジの役

クリベッジにはゲーム中に即時点数が加算される「プレイ中の役」と、ゲームが1区切りついたときに計算される「手役」そして「クリブに適用される役」の3つが存在します。

それぞれ加算するタイミングや点数が違い、ぱっと見ると難しそうに見えますよね。

ゲーム中にスムーズに点数を数えられるように、役の種類と配点をチェックしておきましょう

 

プレイ中の役

15(フィフティーン)

15(フィフティーン)」はプレイ中の累計点がちょうど「15」になるカードを出したプレイヤーが2点獲得できる役です。

例えば、累計点が「8」だった場合、次に「7」を出せば役成立となります。

 

ラン

ラン」は出したカードが3枚以上連番になった場合、枚数分の得点を得られる役です。

例えば子が「3」親が「4」を出し、次に子が「5」を出せば3点獲得です。

また、子が「3」親が「5」を出して次に子が「4」を出しても加点対象です。

 

ペア

ペア」は同じ数字のカードを続けて出せたときに2点得られる役です。

例えば、親がハートの2を出したあとに子がクローバーの2を出すと子に2点加算されます。

 

ペアロイヤル

ペアロイヤル」は同じ数字のカードを続けて3枚出せた場合、3枚目を出したプレイヤーが6点獲得できる役です。

 

ダブルペアロイヤル

ダブルペアロイヤル」は、同じ数字のカードを4枚出した場合、4枚目を出したプレイヤーに12点加算される役です。

「ダブルペアロイヤル」が成立すると、その前段階の「ペア」や「ペアロイヤル」の点数は無効となります。

 

ヒズ・ヒール

ヒズ・ヒール」は、スターターがめくった時にジャックが出たら即時加算される役です。

点数は2点となります。

 

ラストカード(31)

ラストカード(31)」は手札を最後に出せたプレーヤーに加点される役です。

基本は1点ですが「31」ぴったりで出せると2点になります。

 

手札の役

クリベッジは手札にも別の役が存在します

手札計算はゲームの区切りがついたときに行い、必ず子から計算します。

クリベッジは121点先取したプレーヤーが勝者なので数える順番はとても大切なのです。

親が「クリブ」を手役に加えられるのに対し、子は先に計算できるという点でそれぞれ優位性があることを覚えておきましょう。

 

15(フィフティーン)

「15(フィフティーン)」は、カード2枚の点数を足して「15」になる組合せに2点加算される役です。

例えば「ハートの6」「スペードの9」「ダイヤの6」「スペードの9」がある場合、4つの組み合わせが作れるので加点は8点です。

 

ラン

「ラン」は手札とスターターの中に連番のカードが3枚以上ある場合の役です。

この役も組合せの数だけ点数を獲得できます。

例えば、手札が「1」「4」「5」「6」でスターターに「3」があった場合、3パターンの連番が作れるので加点は10点となります。

 

ペア

「ペア」は同じ数字のカードが2枚ある場合に2点加算される役です。

同じ数字が3枚以上ある場合は「ペアロイヤル」や「ダブルペアロイヤル」になるため、「ペア」の点数は無効となります。

 

ペアロイヤル

「ペアロイヤル」は同じ数字の手札が3枚ある場合、6点獲得できる役です。

4枚以上あるときは「ダブルペアロイヤル」となり「ペアロイヤル」の点数は無効です。

 

ダブルペアロイヤル

「ダブルペアロイヤル」は同じ数字のカードが4枚以上ある場合に成立する手役です。

手役ができたときに加算されるポイントは12点となります。

 

フラッシュ

「フラッシュ」はスターターを除いた公開札4枚のカードが全て同じ記号だった場合に成立する手役です。

加算点は4点ですが、スターターも同じ記号だった場合5点にアップします。

 

ヒズ・ノブ

「ヒズ・ノブ」は、スターター以外の公開札4枚の中にスターターと同じ記号のジャックがあった場合1点獲得できる手役です。

 

クリブの役

子と親の計算が終わったら、親はクリブをオープンして手役を計算します。

クリブにも手役の種類があり、そろっていた場合は全て親に加算されます。

クリブの役は1種類だけで内容も簡単ですが、揃えるのはやや難しいものです。

しかし、逆転のチャンスもあるので、しっかり把握しておきましょう。

 

フラッシュ

フラッシュ」はクリブとスターター全てが同じ記号だった場合の役です。

この役が成立すると親に5点が加算されます。

 

クリベッジボードは必要か

クリベッジ

クリベッジボード」とは、クリベッジの点数をカウントするための得点ボードです。

手役や点数の計算が複雑なので、慣れていないと上手く点数が計算できないためボードが使われるようになりました。

もちろん、クリベッジボードが無くてもゲームをプレイすることは可能です。

点数の記録や計算はメモで点数を残したりチップを使う方法で行いましょう。

しかし、クリベッジボードはデザインがおしゃれで飾っていてもかわいい商品が多く販売されています。

ゲームにはまったらお気に入りの1枚を用意してみると、楽しみの幅が広がりそうですね。

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クリベッジの心理戦はマジックにも生かせる!

クリベッジは手役になる数字を出すかが勝利の鍵となるゲームです。

相手がどんな数字を持っているかは分からないため、ゲーム中には高度な心理戦が繰り広げられます。

相手の心を読み、時には相手の行動を操るその技術はマジックを見せるときにも大切なスキルです。

心理戦や話術を学んでゲームやマジックに活かしたいなら、プロマジシャンの技を動画で見られる「Magic Movie Japan(MMJ)」を参考にしましょう。

プロがどのように相手の心を読むのかを学んで、今後のゲームやマジックに活かしてください。

Magic Movie Japan 公式サイト

 

クリベッジはルールが分かれば超面白い!奥深いクリベッジボードの世界へようこそ

クリベッジはやり方こそ単純ですが、たくさんの手役や点数の計算があり最初は戸惑うことが多いゲームです。

しかし、ルールが分かればとても面白く仲間内で集まった時に遊ぶのに最適なカードゲームになります。

さらに、おしゃれなクリベッジボードを用意すれば、より本格的な雰囲気でゲームを楽しめるでしょう。

かつてイギリスの詩人やアメリカの海軍司令官が楽しんだ本格的なカードゲームに触れて、歴史を感じてくださいね。

 

この記事のまとめ

  • クリベッジは17世紀にイギリスの詩人が発明した2人用カードゲーム
  • アメリカの潜水艦で唯一の「公式的な娯楽」として認められている
  • 「31」や「121」などゲームの勝敗を決める数字が多く決められている
  • クリベッジボードは無くてもプレイできるがおしゃれで集めたくなるデザインが多い

 

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はるまち

東京出身のアラサー会社員です。お酒と美食、映画と音楽が趣味です。 おひとり様満喫中ですが、バー勤務で培った視点で楽しい記事を提供できればと思っています。

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