トレーディングカードゲーム(TCG)の台頭で、カードゲームにもさまざまなジャンルが増えてきましたが、ひとつのセットでたくさんの遊びができるのはやはりトランプです。
他のゲームと違い、大人数でわいわい盛り上がれるのも人気のポイントでしょう。
今回は、家族や友達と盛り上がること間違いなしのトランプゲームをご紹介していきます。
目次
- 1 人気トランプゲーム7種類
- 2 トランプだけじゃない!おすすめカードゲーム
- 2.1 DOS
- 2.2 ドス! FRM36800円(11/23 09:21時点)Amazon楽天市場Amazonの情報を掲載しています
- 2.3 ごきぶりポーカー
- 2.4 Drei Magier ごきぶりポーカー1,430円(11/23 09:21時点)Amazon楽天市場Amazonの情報を掲載しています
- 2.5 私の世界の見方
- 2.6 テンデイズゲームズ 私の世界の見方 日本語版3,850円(11/23 09:21時点)Amazon楽天市場Amazonの情報を掲載しています
- 2.7 ナンジャモンジャ
- 2.8 ナンジャモンジャ・ミドリ1,840円(11/23 09:21時点)Amazon楽天市場Amazonの情報を掲載しています
- 2.9 ディクシット
- 2.10 ホビージャパン ディクシット 日本語版9,980円(11/23 13:32時点)Amazon楽天市場Amazonの情報を掲載しています
- 3 イラストや素材画像も人気の「トランプマーク」の意味とは
- 4 トランプは遊び方が豊富!
- 5 いろんなゲームを楽しもう
人気トランプゲーム7種類
トランプを使った遊びには、ひとりで楽しめるものから大人数で競い合うものまで多彩なゲームが揃っています。
なかでも人気の高いゲームをいくつかご紹介します。
もし知らない遊びがあれば、この記事をきっかけにぜひ覚えて遊んでみてくださいね。
ピラミッド(1人用)
トランプのカードを裏向きで順番に1枚、2枚、3枚、4枚……とピラミッドの形に重ねていきます。
7段目だけ表向きにし、そこまで重ね終わったら、下の段から数字の合計値が「13」になるようにカードを取っていきます。
13になるのであれば何枚取っても構いません。
キングは13を示すカードなので1枚で取ることができます。
カードが重なっている部分は取れません。
手札をうまく組み合わせながら全部のカードを取ることができれば成功です。
ソリティア(1人用)
裏向きにしたカードの山から1枚ずつめくって、AからKまで同じスートのカードを揃えていくゲームです。
Windowsのパソコンに初期から入っているゲームとしてもお馴染みですね。
最終的には同じスートで揃えますが、カードを出している間は赤(ハート、ダイヤ)と黒(クラブ、スペード)のカードが交互になるように重ねなくてはなりません。
病みつきになる人続出の人気ゲームです。
スピード(2人用)
名前のとおり、相手よりも早くカードを出して手札を全てなくしたほうの勝ちというゲームです。
台札と呼ばれる基準のカードの上に、そのカードの数字の前後の数字のカードを乗せることを繰り返していきます。
たとえば台札が「7」なら6か8を出せますが、自分より先に相手に6を出されてしまうと今度は5か7が出せるカードになります。
連続した数字を持っていれば連続して出すこともできます。
ただし相手に割り込まれてしまうと当然ながら出すことができません。
相手よりも早く出せるかどうか。それがスピードの醍醐味です。
大富豪、大貧民(多人数)
前の手番の人が出した数字よりも大きな数字のカードを出していき、最初に手札をなくした人が「富豪」となるゲームです。
人数によって、大富豪、富豪、平民、貧民、大貧民など順番の名称が増えることもあります。
カードの強さは数字の2が一番強く、数字の3が一番弱い変則的な昇順ですが、同じ数字を4枚出すことで宣言できる「革命」を起こすと強さの序列がひっくり返るのが盛り上がるポイントです。
また、8を出すと場札をリセットしてもよい「8切り」や、連番を出すと後続の人も連番で出さなくてはいけない「階段」など、面白い追加ルールやローカルルールもたくさんあります。
ポーカー(多人数)
5枚の手札を取捨選択して役を作り、一番強い役の人が勝利するゲーム。
ポーカーフェイスの元になったゲームです。
中央の山札からカードを1枚ずつ引いて、手札と組み合わせ5枚のカードで役を作ります。
全員が役を作り終えたら手札を公開し、一番強い役を作った人が1人勝ちになります。
チップなどを賭けて遊ぶのが主流の、ギャンブル要素の強いゲームです。
役は同じ数字を2枚揃えるワンペアから、5枚を同じスートで揃えたフラッシュ、数字が連番のストレートなどさまざま。
10からAまでを連番で揃え、かつスートも揃えるロイヤルストレートフラッシュは有名ですね。
51(多人数)
手札に同じスートで最高得点「51」に一番近い合計値を集めた人が勝ちになるゲームです。
プレイヤーは5枚の手札を持ち、場に出された5枚の場札と手札をカードの合計が51に近付くように交換していきます。
ポーカーと同じく【10、J、Q、K、A】の組み合わせが最高得点です。
同じスートで揃えることが前提条件なので、違うスートが混じっていた場合は数字の組み合わせに関係なく0点、ぶたになってしまいます。
ダウト(多人数)
配られた手札をAから順番に、宣言しながら裏向きで場に出していき、一番最初に手札をなくした人が勝利するゲームです。
ただし、出さなくてはいけないカードと違う数字のカードを出してもOKです。
9を出す順番のときに6を出しても、裏向きなのでそのカードが本当に9なのかは本人しかわかりません。
場に出たカードと宣言が違うと思えば、カードを出した人に「ダウト!」と言ってカードが宣言どおりのものか公開させることができます。
宣言と違うカードが出されていたら、場のカード全部を嘘をついた人の手札に加えます。
宣言どおりのカードだったならば、ダウトと言った人が場のカードを手札に加えます。
白熱すればするほど長く遊ぶことのできる、スリリングなゲームです。
ここでご紹介した以外にも、ババ抜きや七並べ、ブラックジャックなど有名で人気のあるトランプゲームはたくさんの種類があります。
自分の遊んでいたルールが実は追加ルールだった、特殊ルールだった!ということもあるので、遊び慣れたゲームを調べてみるのもとても面白いですよ。
トランプだけじゃない!おすすめカードゲーム
カードゲームは昔から人々に愛されてきた遊戯です。
世界的に有名なのはトランプですが、トランプ以外にもカードゲームはたくさんあります。
たとえば花札やカルタ、百人一首などは古くから親しまれています。
ここではトランプ以外でおすすめしたい現代カードゲーム5選を、多人数でも遊べるものからピックアップしました。
DOS
2018年に発売された最新のカードゲームです。
トランプと並んで人気の高い「UNO」の兄弟版ゲームで、UNOは「1」を表すスペイン語でしたがDOSは「2」を表す言葉です。
基本的な遊び方はUNOと同様、前の人が出した数字と色が同じカードを出していくルールですが、名前のとおり2に関するルールが盛り込まれています。
- 場にカードを出す場所が2箇所ある
- 2枚のカードを組み合わせた数字を出せる
また、色が同じでも数字が違うカードは出せなかったり、色と数字が同じカードを出すとボーナスがあったりと、UNOとはまた違ったプレイが楽しめます。
UNOにあったラスト1枚での宣言ですが、DOSでは残り2枚で「ドス!」と宣言しないとペナルティが待っています。
リバースやスキップといった手番を狂わせるカードがない代わりに、数札をいかにうまく使うかが鍵になるシャープさを増した頭脳ゲームです。
ごきぶりポーカー
人気トランプゲームの項目で紹介した「ダウト」とも共通する、心理戦が楽しいゲームです。
プレイヤーはゴキブリやハエ、クモといった“嫌われもの”たちが描かれたカードを手札として配られます。
自分の手番のときに手札から1枚を選び、他のプレイヤーに「これは(カードの絵柄)です」と言って裏向きでテーブルに置きます。
真実か嘘をつくかはプレイヤー次第。
渡された相手は、それを本当か嘘を言い当てて公開します。
もしくは自分だけ確認して他の人に渡すという手もあります。
ここでも嘘をつくかどうかはそのプレイヤーの判断です。
「これはゴキブリです」と渡されたときに考えられる4つのパターンがこちらです。
- 「ゴキブリです」と答えて、ゴキブリだった場合
- 「ゴキブリではありません」と答えて、ゴキブリではなかった場合
→ 相手の出したカードを見事言い当てたため、カードを渡した(騙すことに失敗した)人の前に表向きでそのカードを置きます。
- 「ゴキブリです」と答えて、ゴキブリではなかった場合
- 「ゴキブリではありません」と答えて、ゴキブリだった場合
→ 相手の出したカードを見破ることに失敗したため、カードを渡された(騙された)人の前に表向きでそのカードを置きます。
次はカードを渡された人の順番となり、同様にカードを渡していって、一番最初に同じ絵札が4枚揃った人の負けです。
どのカードを選ぶか、誰にカードを押し付けるか。
駆け引きと頭の回転が試されるゲームです。
私の世界の見方
対戦ゲームではなく、みんなでわいわい談笑、ツボに入れば大爆笑できる大喜利カードゲーム。
90枚のお題カードと、それに答えるための392枚の回答カードから、限られた手持ちのカードを組み合わせて、一番面白い回答を作った人が勝ちというシンプルなゲームです。
親を1人決め、その人が選んだお題にもっともマッチする回答カードを、配られた手札から選んでお題カードに裏向きで置きます。
プレイヤー全員の回答カードが出揃ったら親は山札の回答カードから1枚裏向きで追加。回答カードをシャッフルして表向きにし、一番「面白い」「ピッタリだ」と思ったカードを選びます。
プレイヤーの中から選ばれればその人がお題カードを勝利ポイントとして獲得し、次の親へ。
もし親の追加したカードが選ばれたら、親を継続します。
このゲームの面白いところは、勝者、つまり一番面白いと思った回答を親が決める点。
万人受けするネタを出すか、親のツボをピンポイントに狙うか、はたまた自分が面白いものが一番面白いに決まってると自信を持つのか。
勝利へのアプローチが複数あるのが盛り上がれるポイントです。
組み合わせパターンは膨大で、遊ぶたびに新たな発見がある刺激的なゲームとなっています!
ナンジャモンジャ
カードゲームのとき、まだ小さなお子さんはルールを覚えられないなどの点から仲間に入れてあげられないことが多いですよね。
この「ナンジャモンジャ」は、対象年齢が4歳からなのでお子さんと一緒に遊ぶことができますよ。
カラフルでパーティーゲームにも最適なこのゲームは、ユーチューバーにも大人気です。
ルールはとても簡単。
「ナンジャモンジャ」のカードには12種類のユニークな生き物“ナンジャモンジャ族”が描かれています。
そのカードをよくシャッフルして山札として中央に置き、プレイヤーが順番にカードを1枚ずつめくっていきます。
めくったカードに描かれているナンジャモンジャ族には、自由に名前をつけることができます。
1枚名付けて次の人へ、名付けて次の人へと順番を回していき、すでに名付けられたキャラクターが出てきたら、素早くそのキャラクターの名前を呼びます。
呼ぶのが一番早かった人が、それまで出たカードを獲得します。
山札がなくなった時点でもっとも枚数を獲得した人の勝ちです。
幼児から遊べますが、集中力や記憶力、発想力など、大人でも油断していると負けてしまう知育要素が満載で大盛り上がりできるゲームです。
ディクシット
想像力が勝利を掴む、一味違ったカードゲームです。
カードだけでなく、コマと得点のルートが描かれたボードも使うボードゲームでもあります。
プレイヤーに配られるカードには、幻想的で不思議な絵だけが描かれています。
親を1人決め、その人が選んだカードを当てるのですが、そのとき他のプレイヤーたちも親が出したヒントを元に、手札の中から親の選んだカードに似ていると思うカードを出し、全員が出したカードから親の選んだカードを投票という形で選びます。
親がほどよいバランスでヒントを出せるか、親の出したヒントを上手に読み解けるかが大事です。
しかし、親の出した正解と違っても、他のプレイヤーたちが「これこそ正解だ」と感じたカードに投票が集まればそちらに得点が入るなど、白黒キッパリ分かれていない勝負のつけ方が趣深いゲームです。
ディクシットにはこれ以外にもさまざまなタイプのゲームがあるので、どれが一番面白いか試してみてくださいね!
イラストや素材画像も人気の「トランプマーク」の意味とは
トランプのマークは「スート」とも呼ばれ、カードだけでなくインテリアのデザインや洋服の意匠など広く使われる人気モチーフです。
そんな4つのマークは、それぞれ異なる意味を持っています。
ハート、ダイヤ、クラブ、スペードにどんな意味があるのか、プレイ中に豆知識として披露すればゲームの盛り上げる手助けとして役立つことでしょう。
マークの意味
トランプは世界各国でいろいろなスートや絵柄があり、日本で主に使われているトランプは明治以降に伝わってきた「英米式」と呼ばれるものです。
元はフランスで考案されたもので、そこからイギリス、アメリカを経て日本へやってきました。
そのため、4つのマークが示す意味も西洋の文化が色濃く出ています。
■ハートマーク
ハートのモチーフになったのはキリスト教の聖職者が使う聖杯という道具で、愛、聖杯、僧侶などの意味を持っています。
他に、季節は秋、星座は水の星座(かに座、さそり座、うお座)などの意味が語られることもあります。
■ダイヤマーク
ダイヤのモチーフとなったのは商人が扱うコイン。
ずばり富、貨幣(コイン)、商人といった意味合いが込められています。
季節は夏、星座は地の星座(おうし座、おとめ座、やぎ座)です。
■クラブマーク
クラブのモチーフは、中世ヨーロッパの農民が仕事に使う棍棒です。
その先端につけられたクローバーの葉という説もあり、農民や棍棒だけでなく智(知恵)をも意味します。
農民が当時の労働階級であることから、仕事や知恵を絞るなどバイタリティーに溢れた意味が多く含まれています。
季節は春、星座は火の星座(おひつじ座、しし座、いて座)です。
■ スペードマーク
スペードのモチーフは中世の騎士が持っていた両刃の剣です。
そのため、死や剣など戦いにまつわることや、貴族(騎士)というように身分が高いことを示す意味合いがあります。
ポーカーでの一番高い役はスペードが関わっていますね。
季節は冬、星座は風の星座(ふたご座、てんびん座、みずがめ座)です。
トランプは遊び方が豊富!
たった52枚、ジョーカーも加えれば54枚のカードですが、トランプは1人でも2人でも大勢でも楽しめる遊びが盛りだくさんの魅力的なアイテムです。
そんなトランプの魅力はなにもカードゲームに留まりません。
工夫を凝らしたデザインのトランプはインテリアとしても優秀ですし、なんといってもトランプといえばマジックとして有名です。
もしマジックを覚えたいと思ったら、マジック情報検索サイト「Magic Movie Japan」がおすすめ。
世界で活躍するマジシャンが披露するマジック動画が豊富に揃っており、タメになること間違いなしです。
マジックのジャンルや難易度別にカテゴライズされて検索しやすくなっています。
もちろん種明かし動画でトリックを知ることもできます。
ぜひ観客側から演者側になってみてください!
いろんなゲームを楽しもう
今回はトランプ、そして数種類のカードゲームをご紹介しましたが、世界には他にもたくさんのゲームがあります。
それはカードゲームだったり、ボードゲームだったり、はたまたダイスと筆記具だけでできるものまでさまざまです。
最近はゲームというと携帯ゲーム機やスマホアプリ、据え置きゲーム機のようないわゆる「ビデオゲーム」を指すことが多いですが、たまにはアナログゲームにも手を伸ばして、みんなでわいわい盛り上がるのも楽しいですよ。
この記事のまとめ
- トランプにはたくさんの遊び方がある
- みんなで遊ぶときに豆知識を披露すると注目の的!
- トランプ以外のカードゲームも面白い
- マジックのシャッフルを真似て派手な演出をしよう!