長きにわたって親しまれている、ルービックキューブ。
近年は子供の知育玩具、大人の脳トレ商品としても注目されています。
あなたが思い浮かべるのは3×3×3の立方体ではありませんか?
しかし、世界にはさまざまなモデルが存在するのです。
それらを知ることで、さらなる魅力に引き込まれるでしょう。
目次
【基本】ルービックキューブの種類
ルービックキューブには、マスの数、形状、配色や柄などの違いにバリエーションがあります。
例えば、マスの数によって難易度が変わる立方体タイプ。
正方形以外の変形タイプや、大会出場が目指せる競技用もあります。
さらに、キャラクターと掛け合わせたデザインのものも人気です。
ここでは、基本的な種類のルービックキューブを詳しくみていきましょう。
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3×3×3・5×5×5など立方体
ルービックキューブの種類のなかで、最もメジャーな立方体タイプです。
3×3×3が基本形とされており、マスの数が増えれば増えるほど難易度が高くなります。
初心者は3×3×3からスタートし、攻略できるようになってからマスの数が多いものに移行するのといいでしょう。
4×4×4や5×5×5、なかには10×10×10といったハイレベルなものもあります。
三角形のピラミッド型
ルービックキューブには正方形だけではなく、三角形のピラミッド型があります。
気になる難易度ですが、3×3×3と同じくらいのものもあるので、気軽にチャレンジしてみましょう。
ピラミッド型も立方体と同様、配色やマスの数が違うさまざまな種類が存在するので、好みに合わせて選ぶことができますよ。
正十二面体のメガミンクス型
メガミンクス型と呼ばれる、正十二面体のルービックキューブです。
他の種類と比べて面が多いので、オーソドックスな立方体に慣れていた人は戸惑うかもしれませんね。
しかし、慣れてしまえば、そのなめらかな回転具合や面白さの虜になるでしょう。
面の数だけ色のバリエーションも豊富なので、目にも楽しい商品です。
難易度は3×3×3の立方体と同じくらいだといわれています。
競技用スピードキューブ
競技大会出場を目指す人におすすめの「スピードキューブ」は、数多くの上級者が使用する競技用立体回転パズルです。
動きがなめらかで回しやすいので、軽い力でスピーディーに回転させることができます。
「大会に出てみたい」「自己記録を更新したい」という人は、スピードキューブや競技用として販売されているものを購入しましょう。
競技用ルービックキューブにもさまざまな種類があるので、きっとお気に入りのアイテムが見つかりますよ。
キャラ物・柄物
漫画やアニメのキャラクターとルービックキューブがコラボしたキャラ物・柄物は、子供から大人まで大注目の人気商品です。
キャラクターの種類が豊富なので、男子も女子も楽しめます。
おもちゃのような可愛らしい見た目に反して、難易度の高い商品も登場していますよ。
また、パズルとして遊ぶだけではなく、コレクションアイテムとして集めるのもいいでしょう
【日本発】世界最小のルービックキューブ
日本ならではの超精密金属加工技術を駆使して作られた、世界最小のルービックキューブをご存知でしょうか?
これは、株式会社メガハウスがルービックキューブ40周年を記念して制作したものです。
ここでは、made in Japanの技術が詰まった、「極小ルービックキューブ-0.99㎝超精密金属製-」について詳しく紹介します。
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一円玉以下の0.99cm
「極小ルービックキューブ-0.99㎝超精密金属製-」のサイズはなんと、横0.99cm×奥行き0.99cm×高さ0.99cmで1円玉以下です。
重さも約2gと超軽量。
構造は通常のルービックキューブと変わらないので、実際に遊ぶことができます。
この極小パズルは株式会社入曽精密の協力のもと、株式会社メガハウスが開発しました。
白(シルバー)面には「ルービックキューブ」、赤面には「株式会社入曽精密」そして青面に「株式会社メガハウス」の文字が刻まれています。
販売価格(国内):180,000円(税抜・送料込)です。
日本の高度な加工技術
「極小ルービックキューブ-0.99㎝超精密金属製-」は、最新技術や日本のものづくりの力が詰まった商品です。
制作にあたり、株式会社入曽精密のオリジナル装置「ORIGAMI」が使用されています。
その徹底ぶりは切削マシンのプログラミングから始まり、1mmに対して1/100という精密な形状加工を施すことに成功。
この日本の技術によって、今までのルービックキューブの種類のなかで最も小さい立体回転パズルが作り上げられました。
「ルービックキューブ40周年展」にも出展
名称 | ルービックキューブ40周年展 (RUBIK’S CUBE 40 Exhibition) |
日程 | 2020年9月24日(木)~11月9日(月) |
会場 | ハンガリー文化センター 東京都港区麻布十番3-8-1 日比谷麻布十番ビル1階 |
時間 | 10:00~16:30 |
入場料 | 無料 |
主催 | 駐日ハンガリー大使館 ハンガリー文化センター 株式会社メガハウス |
ハンガリー文化センターにて行われた40周年展に「極小ルービックキューブ-0.99㎝超精密金属製-」が出展されました。
ルービックキューブは、ハンガリー出身のエルノー・ルービック氏が開発したものです。
そこで、誕生から40周年を迎えた記念として駐日ハンガリー大使館が主催し、展示会を開催。
歴代発売したさまざまな種類の商品や現在展開しているシリーズが展示されるなか、極小立体回転パズルは展示品の目玉として注目を集めました。
【種類別】世界一〇〇なルービックキューブ
日本発の世界一小さいルービックキューブを紹介しましたが、他にもあらゆる世界一が存在するのです。
次は、ルービックキューブの3つの「世界一」を紹介します。
今まで抱いていた常識がくつがえされてしまうような記録ばかりなので、その奥深さやスケールの大きさに驚くことでしょう。
世界一細かい
世界には33×33×33で形成された、最も細かいルービックキューブが存在します。
パズルデザイナーのGrégoire Pfennigによって制作され、可動パーツの数はなんと6,153個にも及ぶというので驚きです。
重量は3.15kgで、オーソドックスな種類のルービックキューブの約22倍の重さ。
これは2017年にギネス世界記録タイトルに認定されています。
世界一高価
世界で一番高価なルービックキューブは、推定価格250万ドル(約2億7000万円)だといわれています。
ルビー、エメラルド、サファイア、ホワイトダイアモンドなどが散りばめられた、他のどの種類にも劣らないラグジュアリーな見た目です。
ダイヤモンド・カッターズ・インターナショナルのフレッド・クエリャル最高経営責任者によって1995年に発表されました。
世界一大きい
世界一大きいルービックキューブは、各辺が2.022mで人間よりも大きいサイズです。
これはイギリス出身のパズルデザイナー、トニー・フィッシャーが制作しました。
およそ330時間かけて作り上げ、世界最大の立体回転パズルとしてギネス世界記録タイトルに認定されています。
トニー・フィッシャーは2016年にもギネスから同じ種類の認定を受けていましたが、2018年にカナダの科学博物館「TELUS Spark」に記録を抜かれてしまいました。
しかし、再び王座を奪還したのです。
【変わり種】ルービックキューブの種類
世界には小さいものや大きいものだけではなく、他にもあっと驚く種類のルービックキューブがあります。
実際に手に取って遊ぶというよりも目で楽しんだり、舌で楽しむものまで登場しているのです。
ここでは、変わり種のルービックキューブを4つ紹介します。
なぜ世界中で多くの人から愛されているのか、その理由が分かりますよ。
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氷でできたルービックキューブ
世界一大きいルービックキューブを作ったことでギネス世界記録を保持している、トニー・フィッシャーが氷でできたルービックキューブを作りました。
シリコンゴム製の型を使用して氷を3×3×3の立方体に形成し、他の種類と同じように回して遊べるように仕上げています。
実際に遊べるからといってあまり没頭しすぎると、手がかじかんだり霜焼けになったりしてしまいそうですね。
ケーキのルービックキューブ
フランス・パリには、食べられるルービックキューブが存在します。
これはパリの超一流ホテル「ル・ムーリス」内の「ル・ダリ」というレストランで、パティシエ、セドリック・グロレットによって作られたケーキなのです。
異なる色や味のケーキが立体回転パズルのように並んでおり、芸術的な美しさであふれています。
セドリック・グロレットは他にもさまざまな種類のルービックキューブ型ケーキを考案しており、通常サイズの3倍以上の「超ビックサイズルービックキューブ・ケーキ」も制作していますよ。
100×100 コンピュータ内のルービックキューブ
1面にマスが1万個あるルービックキューブです。
これを4分で揃える動画が配信されています。
通常の種類のルービックキューブとは比べ物にならない1面100×100の立方体を、コンピュータ内でひたすら解いてく動画です。
マスの数が細かすぎて、最初はモザイクのように見えますね。
最終的には各面きっちりと揃うので、視聴者もスッキリした気持ちになるでしょう。
マジック用ルービックキューブ
マジックで使用されることが多いルービックキューブです。
動画で紹介されているのは、マジシャンがケースからルービックキューブを取り出し、それを手で叩くと、一瞬でカラフルなチョコレートに変身するといったもの。
他には、振った瞬間にすべての面が揃うマジックなど、さまざまな種類があります。
いずれにしても魔法のように瞬時に変化するので、マジックに使えば、かっこいいパフォーマンスを披露することができるでしょう。
ルービックキューブには手先の器用さが必要
ルービックキューブを使ったマジックを華麗に披露するには、手先の器用さが必要です。
しかし、習得すればいつでもどこでも周囲を楽しませることができるでしょう。
マジック動画サイト「マジックムービージャパン(MMJ)」を視聴すると、プロマジシャンの手先の器用さやテクニックを研究することができますよ。
あらゆる種類のマジックが配信されているので、スキルアップに役立ててくださいね。
ルービックキューブの種類を知ればパズルはもっと楽しくなる!色んな種類に挑戦しよう
世界には、さまざまな種類のルービックキューブが存在します。
基本のアイテムとしては、3×3×3などの立方体やピラミッド型などの変形タイプ、そして競技用やキャラものが人気です。
しかしそれだけではなく、1円玉より小さいものや人間より巨大なもの、氷でできたものやケーキとして食べられるものも話題になっています。
また、ルービックキューブはマジックに最適なアイテムです。
プロマジシャンの手先の器用さやテクニックを研究して、あなたも観客を楽しませてみましょう!
この記事のまとめ
- 世界にはさまざまな種類のルービックキューブがある
- 3×3×3などの立方体やピラミッド型、競技用などを使って難易度に合わせた練習をしよう
- 世界最小の立体回転パズルは日本発
- 世界一細かいものや巨大なものがギネス記録に認定されている
- ルービックキューブはマジックにピッタリ