「ぶたのしっぽ」ってご存知ですか?
もちろん野原を走り回る豚(ブタ)、食材としての豚肉ならご存知でしょうが、今回ご紹介するのはトランプゲーム「ぶたのしっぽ」です。
特別に有名なカードゲームではありませんが、実はルールも簡単で誰でも遊べるおすすめゲームです。
この記事を参考に、ぜひ「ぶたのしっぽ」を覚えて、ご家族やお友達で遊んでみてください!
目次
トランプゲーム「ぶたのしっぽ」とは?
「ぶたのしっぽ」とは、カードを丸く円のように並べて、プレイヤー(遊び手)が順番にカードをとって真ん中に置いていくゲームです。
丸く置いた形が豚のしっぽに似ているからこの名前になりました。
真ん中に置いたカードは台札となります。
この台札と同じカードを出してしまったら、それまでに溜まったカードを引き取らなければなりません。
頭脳戦というよりは運の要素が強いゲームです。
これだけを読むと味気ないゲームのように思えるかもしれません。
ですが、単純で面白く、年齢を問わず楽しめるカードゲームです。
いますぐできる「ぶたのしっぽ」のルール・手順
ここでは「ぶたのしっぽ」のルール・手順を解説します。
まず、「ぶたのしっぽ」で遊ぶのに必要なものは、ジョーカーを抜いたトランプが1組。
プレイヤーは3~6人くらいです。
まず、ジョーカーを抜いたトランプをよくシャッフルして、裏向きに円形に並べます。
これを場のカードと呼びます。
プレイヤーは順番に1枚ずつカードを引き、表向きにして円の真ん中に置きます。
この円の真ん中に置いたものが台札です。
2番目、3番目の人も同じように1枚ずつ選び、表向きにして同じ場所に重ねていきます。
このとき、カードマーク(スペード、ハート、ダイヤ、クローバー)がゲームにおいて最大のポイントです。
台札の上にあるカードマークと異なるマークを引いたら次のプレイヤーが引くのですが、同じマークを引いてしまったら、それまでに溜まった台札の山をすべて引き取らなければいけません。
この手順を繰り返し、場のカードがすべてなくなったらゲーム終了。
引き取ったカード数が一番多い人が負けになります。
さらにおもしろく!「ぶたのしっぽ」ローカル・ルール
「ぶたのしっぽ」は、追加ルールやローカル・ルールもあります。
通常のルールに物足りなさを感じてきたら、ぜひ取り入れてみてください。
ジョーカー
ジョーカーを入れてしまうやり方があります。
ジョーカーを引いてしまったプレイヤーは、「問答無用でカードを引き取らなければいけない」というルールです。
ジョーカーを引いたら、同じマークを引いたときと同じ状況になってしまうのです。
逆もあります。
ジョーカーを引いてしまったプレイヤーは、「それまで溜まった自分のカードを、指定したプレイヤーに引きとらせることができる」というルール設定です。
ライバルを蹴落とすのにジョーカーが使えるので、とても盛り上がります。
手を載せる
ほかにも、同じマークが出た瞬間に全員で台札に手を載せるというルールもあります。
このとき、手が一番上になった人=一番反射神経が鈍かった人が、台札の山を引き取ることになるというルールです。
このルールだと、「ぶたのしっぽ」に反射神経という要素が加わるため、大人も楽しめるスリリングなゲームになります。
まだまだたくさん!カンタンたのしいトランプゲーム
「ぶたのしっぽ」以外にも、誰でも簡単に楽しめるトランプゲームの数は豊富です。
ここでは、その一部をご紹介します。
ダウト
まずは心理戦を楽しむゲーム「ダウト」。
知っている人も多いでしょう。
ジョーカーを抜いたトランプをよくシャッフルし、全員に配ります。
あとは順番に中央に1、2、3・・・と順番になるようにカードを置いていくだけのシンプルなゲームです。
ですが、これが表向きではなく裏向きに置いていきます。
つまり、誰かがウソをついて置いているかもしれません。
たとえば、次は5を置かないといけないのに持ち札に5がない人は、ウソをついて違う数字のカードを置くのです。
このとき、怪しいと思ったほかのプレイヤーは「ダウト」と言います。
言われたらそのカードは表に向けて、本当はなんのカードだったのかを明かさなければいけません。
置いたプレイヤーがウソをついていたら、そのウソをついたプレイヤーがそれまでに溜まったカードを引き取り、自分の持ち札にします。
逆に「ダウト」と言ったとき、そのプレイヤーがウソをついていなければ、「ダウト」と言った人がすべての札を引き取るのです。
ウソを見抜く力が試されるゲームで、とても人気があります。
順番にカードを出していき、持ち札がなくなった人から上がっていきます。
※プレイヤーは3~6人
ババ抜き
カードゲームの鉄板中の鉄板、トランプゲームランキング不動の1位「ババ抜き」。
用意するものは、ジョーカー(ババ)を1枚だけ入れたトランプです。
よくシャッフルしたらカードを全員に配り、各プレイヤーは持ち札の中から、同じ数字の組を捨てていきます。
それが全員完了したら、ゲームスタートです。
プレイヤーは順番に隣にいる人から1枚カードを引きます。
このときも、同じ数字のペアができたら捨てて、ペアができないと手持ちはどんどん増えていくのです。
カードを引いてもらった人は、反対隣の人のカードを引き、それを繰り返します。
そうしてカードが少なくなると、ペアにならないジョーカー(ババ)だけが残っていくのです。
自分の持ち札がなくなった人から順番に上がりとなり、最後までペアにならないジョーカーを持っていた人が負けとなります。
※プレイヤーは3~9人
神経衰弱
集中力が必要な「神経衰弱」も誰でも楽しめる人気のゲームです。
用意するのはジョーカーを抜いたカード。
すべてのカードを裏返し、カード同士が重ならないようにして1枚ずつ並べたら、ゲームの準備は完了です。
プレイヤーは順番に、2枚ずつカードを表にします。
もしこのとき2枚が同じ数字でペアになったら、引いたプレイヤーはそのペアをゲット。
そして、引き続きもう2枚を選んで表にすることができます。
ペアにならなかったら時点で、次のプレイヤーの番となります。
これをひたすら繰り返し、場のカードがなくなれば終了。
最後にたくさんカードを持っていた、点数の多い人の勝ちです。
※プレイヤーは2~8人
うすのろ
最後にご紹介するのが「うすのろ」というトランプゲーム。
用意するのはプレイヤーの数より1個少ないコインとトランプです。
トランプは同じ数のものを、プレイヤーと同じだけの組数を揃えます。
(プレイヤーが5人いたら、5種類の数字各4枚、計20枚)
カードの用意ができたらシャッフルして全員に配布。
プレイヤーは「せーの」で同時に右隣りの人にカードを1枚渡します。
これを繰り返すと、同じ数字が4つ並ぶはずです。
そうしたら、真ん中に置いてあるコインを取ります。
そして、ここがポイント。
誰かがコインを取りにいったら、自分の数字が揃っていなくても取りにいけるのです。
しかし、コインの数は人数よりも1個少ないので、誰か1人だけがコインを取れません。
この人が負けです。
通算4回負けると、その人は「うすのろ」。
地域によっては、7回までできる「うすのろまぬけ」、9回までできる「うすのろばかまぬけ」などがあります。
手軽にできるマジックでその場を盛り上げる
トランプといえば、ゲームだけでなくマジックもできるアイテムです。
合コンや忘年会などの出し物でマジックをさらりと披露できたら、その場を盛り上げることができます。
そして、一目置かれる存在になることも期待できます。
トランプは持ち運びやすいサイズなので、どこにでも持ち運べて簡単にマジックを披露できるのが良いですよね。
ただ、マジックと聞いて「マジックなんて素人にできるのだろうか…」と疑問や不安を抱いてはいませんか?
実は、誰でも簡単にできるマジックもたくさんあります。
ほかにも練習すれば習得できるものまで、トランプマジックにはたくさんの種類が存在するのです。
「マジックムービージャパン」では、マジック動画やマジックに関する情報をお届けしています。
Youtubeでは公開されていないような種明かし動画も見ることができるので、ひとつ上のマジックを習得したい人におすすめです。
ぜひみんなを驚かせるようなマジックを習得してください。
おとなもこどもも楽しめる「ぶたのしっぽ」で遊ぼう!
トランプゲームの良いところは、大人も子供も時や場所を選ばず簡単に楽しめるところです。
その中でも「ぶたのしっぽ」はルールがとてもシンプル。
小さなお子さんがいらっしゃっても、一緒に遊ぶことが可能です。
そして、追加ルールを使えば大人も十分に楽しめるゲームに変わります。
友達や親せきの集まりがあったら、「ぶたのしっぽ」で盛り上がってみてはいかがでしょうか。
この記事のまとめ
- 「ぶたのしっぽ」は運の要素が強いゲーム
- 追加ルールもさまざま
- トランプゲームは、ほかにも「ダウト」「ババ抜き」「うすのろ」などがある
- トランプゲームも盛り上がるけれど、トランプ手品も盛り上がる
- 「ぶたのしっぽ」は大人から子どもまで楽しめるカードゲーム