ルービックキューブが上手くなってくると、「最速記録は何秒だろう?」と気になることはありませんか?
また、速く揃えられる人は、どんなテクニックを使っているのかも知りたいですよね。
攻略パターンなどを身につけると、今よりもっとレベルアップできるはずですよ。
目次
ルービックキューブの最速世界記録
ルービックキューブの最速世界記録は、オーストラリア出身のフェリックス・ゼムデグスが保持しています。
彼はオーストラリアのメルボルンで開催された「Cube for Cambodia」という大会で、4.22秒で揃えるという記録を出しました。
前最速世界記録から0.37秒タイムを縮め、ギネス世界記録に認定されています。
ルービックキューブはただ揃えたタイムを競うだけでなく、ジャグリングをしながら解いた最速記録や、目隠しをして揃えた最多数記録など、様々な部門の世界記録が存在していますよ。
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世界記録の解法
ルービックキューブの解法は、記号で表すことができます。
記号1つにつき1回転させることを表し、ルービックキューブを10秒前後で揃えるような人たちは、ほぼ回転記号を使った解法で解いているのです。
もちろん、世界記録にもパターンを使った解法が使われています。
世界記録は、1秒あたり8回転以上キューブを動かし、4000近くあるパターンの中から一瞬で判断して揃えた結果なのです。
ルービックキューブを最速で揃えるための基本
ルービックキューブの最速世界記録は、今も更新され続けています。
攻略方法も日々新しくなっていますが、まずは基本をきちんと抑えることが大切です。
特に初心者の人や「なかなか上達しない」と悩んでいる人は、基礎を意識してレベルアップを目指してくださいね。
それでは、ルービックキューブを最速で揃えるための基本を紹介します。
ルービックキューブは競技用を使用する
早く揃えるための第一歩として、ルービックキューブは競技用を使うようにしましょう。
ルービックキューブにはいろんな種類があり、子ども用のおもちゃ商品などを売っているお店のものは、速く揃えるには向きません。
最初から扱いやすい競技用のものを使うと、正しい回し方などが早く身につけられるので、上達スピードもアップするでしょう。
正しい持ち方を身につける
正しい持ち方をすることも、上達に欠かせないポイント。
ルービックキューブは手で掴むのではなく、指先から第一関節あたりで支えるように持ちます。
持つ時は、親指、中指、薬指の3本が基本で、さらに安定させるために、左手の小指も下の面に当てるようにしましょう。
基本的にキューブは右手で回し、左手を使って支えたり他の部分が回ったりしないように押さえてコントロールします。
しかし、実際に揃えていくと左右の手の役割は入れ替わることがあるので、これはあくまでも基本として覚えておきましょう。
また、ルービックキューブを強く持ちすぎると回す時に引っかかってしまうので、力を入れすぎないように意識してくださいね。
正しい回し方を身につける
ルービックキューブは、指先で回すのが正しい回し方です。
手全体で掴んで回したり、動かすたびにキューブから指が離れてしまうような回し方では、タイムが良くなりません。
ルービックキューブでは基本的には指を後ろに当て、そのまま曲げて手前に引き込む「トリガー」という回し方が多く使われます。
他にも、下から弾くように回す「はじき上げ」や、人差し指と中指を連続して使って回す「ダブルトリガー」などもありますよ。
回したい場所によって使い分けて、スピードアップを目指しましょう。
まずは30秒を目指す
ルービックキューブでタイム目標を決めるなら、まずは30秒を目指して頑張りましょう。
始めは揃えるだけでも大変かもしれませんが、練習すれば誰でも上手になります。
競技用のルービックキューブで、正しい持ち方と回し方をマスターすると、効率よく練習できるでしょう。
30秒以内で完成できるようになれば、大会出場を考えても良いレベルです。
コツコツ練習を積み重ねて、自己新記録を更新し続けましょう!
ルービックキューブ最速の鍵はCFOP法
ルービックキューブを最速で解く鍵は、CFOP法(LBL法ともいう)にあります。
CFOPとは、Cross、F2L、OLL、PLLの頭文字から取った言葉。
中~上級者から、世界記録に挑戦するような人のほとんどが使っている方法です。
たくさんのパターンがあるCFOP法ですが、使えるようになると格段にスピードアップできるでしょう。
ここでは、CFOP法について詳しく紹介します。
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Cross
Crossとは、揃えたい色を決めて十字架の形に揃えることです。
一面を揃えるのが難しい人も、十字架であれば作れるのではないでしょうか。
Crossはパターンを覚えるというより、経験数や練習数によって上達するテクニックです。
上手くなってくると10手以内に揃えられるようになってくるので、頑張って練習してみてくださいね。
F2L
Crossができたら、次は下2段を揃えていくF2Lです。
この時、Crossした面は揃った状態で回していきます。
F2Lには41パターンあるので、覚えるのが大変だと思われるかもしれませんが、向きが逆になっているだけのパターンもあるので、意外と覚えることは少ないです。
考えながら解くことで、次第にコツが掴めるようになるでしょう。
OLL
OLLは、最初に揃えた色と反対側の色を揃える工程です。
上級者になるとOLLの57パターンを全て覚えていて、瞬時に判断し、一気に面を揃えていきます。
とても難しいですが、今よりタイムを良くしたい人や大会出場を目指している人は、OLLのパターンと手順をしっかり覚えておきましょう。
PLL
仕上げであるPLLは、最後の層を揃えていく作業です。
PLLは21パターンでOLLより少ないですが、OLLより回転させる回数が多いので覚えるのが大変かもしれません。
しかし、何回も練習するうちにコツが分かってくるので、諦めずにチャレンジしてみてくださいね。
OLLとPLLもマスターして回せるようになれば、ルービックキューブ上級者に一歩近付けますよ。
スピードキューブの攻略方法
ルービックキューブのタイムを縮めるためには、パターンや手順を覚えましょう。
すぐに身につくものではありませんが、毎日コツコツ練習することで、誰でも確実に上達できるはずです。
速く揃えられるようになると、ルービックキューブがもっと楽しくなりますよ。
それでは、スピードキューブの攻略方法をチェックしてみましょう。
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必要最低限のPLLのパターンを覚える
PLLは全部で21パターンありますが、初心者がまず最初に覚えたいのが以下の8パターンです。
この8パターンを組み合わせると、残りの13パターンもできるようになるので、まずはこれを覚えていきましょう。
中級者以上になると全てのパターンを覚える必要がありますが、始めたばかりの人は必要最低限のPLLを覚えるところからスタートしてみてくださいね。
PLLは揃える時もパターンを作る時も、上面は揃った状態です。
練習をするには、まずルービックキューブを該当のパターンにする必要があります。
PLLの場合、6面が揃った状態から崩していくと目的のパターンが作りやすいでしょう。
OLLとF2Lを全部覚える
スピードキューブを攻略するなら、OLLの57パターンと、F2Lの21パターンは最終的に全部覚えましょう。
全て覚えるのは大変ですが、よく観察して考えながら練習すると、コツが掴みやすくなりますよ。
また、どちらも重要ですが、OLLよりF2Lを優先的に練習する方が、スピードアップは実感しやすいかもしれません。
OLLを練習する時は上面が揃った状態を、F2Lを練習する時は側面の下2段が揃った状態を崩すと、目的のパターンが作りやすくなるので、チャレンジしてみてくださいね。
先手を考えながら揃える
ルービックキューブでは、今揃っている面を見るのではなく、先手を考えながら揃えることが大切です。
体が動きを覚えていれば、手でパターンを作りながら、目で次に揃えられるペアを見つけたりパターンを予測したりできます。
すると、揃ったタイミングですぐ次の動きに移れるので、考えて手が止まってしまう時間が短くなり、タイムが良くなるのです。
なんとなくルービックキューブを回すのではなく、少し時間がかかっても先手を考えてから確実に揃える方が、速く完成させることができるでしょう。
手先が器用な人はマジックにも活かせる
ルービックキューブをキレイに回せる手先が器用な人は、マジックでも才能を発揮できるかもしれませんよ。
トランプやコインなどの様々な道具を操るマジックでは、手先が器用な人のテクニックが光ります。
Magic Movie Japan(MMJ)は、プロマジシャンが解説するマジック動画サイトです。
動画では、ウェブページや本などの情報だけでは伝わりにくい細かい手元の動きもしっかり見えるので、とても分かりやすいですよ。
器用な手先を、ルービックキューブだけでなくマジックにも活かしてみませんか?
ルービックキューブの最速記録は更新され続けている!大会は誰でも参加できるので30秒を切ったら参加してみよう
ルービックキューブの最速記録は、今も世界中で更新され続けています。
始めたばかりだと「まだ揃えるだけで精一杯」という人もいるかもしれませんが、攻略法やパターンを覚えることで一気にレベルアップできますよ。
すでに得意な人も、テクニックを覚えるとスピードが変わるので、ルービックキューブがもっと楽しくなってくるはずです。
大会には誰でも参加できるので、タイムが30秒を切るようになったらエントリーしてみてはいかがでしょうか?
日本大会、そして世界大会でも活躍できるプレイヤーを目指してチャレンジしてみましょう!
この記事のまとめ
- 現在のルービックキューブ最速世界記録は4.22秒
- ルービックキューブは、まず正しい持ち方・回し方で30秒台を目指そう
- ルービックキューブを最速で揃えるなら、CFOP法を覚えよう
- 今揃っている部分ではなく、先手を考えながら揃えていくことが大切