テーブルに置いたサイコロの数がどんどん増えていき、タワーのように積み上がっていくマジックを見たことはありませんか?
それは「ダイスタワー」というマジックです。
ダイスタワーは、今まで存在してなかったものが突然出現するというマジックで、視覚的にも大変インパクトがありますし、できるようになったらすごくカッコイイですよね。
そこでこの記事では、一般的なマジックを紹介したうえで、ダイスタワーマジックの習得方法について詳しく解説していきます。
目次
マジックの種類
わたしたちがよく目にするマジックには、さまざまな道具が使われています。
大規模なステージで行われるイリュージョンマジックなどでは大道具が使われることが多いですが、比較的小規模なテーブルマジックでは、カードやコイン、ロープ、サイコロなど身近なものが使われることが多いです。
まずは代表的な道具が使われるマジックを紹介していきます。
カードマジック
カード(トランプ)を使用したマジックです。
トランプは素材やデザインが豊富で、ゲーム性もあり魅力が詰まったカード。
マジックの定番中の定番で、さまざまなマジックがあることでも知られており、マジックと言えばまずはカードを使う人も多いのではないでしょうか。
観客にサインしてもらったカードを束の1番上に出現させる「アンビシャス・カード」や、バラバラに混ぜたカードの表裏が一瞬にして揃い、選ばれたカードだけが逆になっている「トライアンフ」などのマジックが有名です。
コインマジック
コインを使用したマジックです。
マジック専用のコインを使ったり、ときには本物の硬貨を使うこともあります。
片手から片手へコインが1枚ずつ移動する「コインズ・アクロス」や、コインがテーブルを貫通する「コイン・スルー・テーブル」などのマジックがあります。
ロープマジック
ロープを使用したマジックです。
切ったはずのロープが元通りに繋がる「ロープ切り」や、長さの違う3本のロープが全部同じ長さになる「3本ロープ」、縛られたロープから脱出する「縄抜け」などのマジックがあります。
シルクマジック
シルク(絹のハンカチ)を使用したマジックです。
主にハンカチそのものの出現や消失、移動、色のチェンジなどのマジックに使われます。
腕に巻いて結んだハンカチが抜ける「結び解け」や、1枚のハンカチをハサミで半分に切り、一瞬で元通りに復元させる「シルクカット」などのマジックが有名です。
輪ゴムマジック
輪ゴムを使用したマジックです。
巻きつけた輪ゴムがするっとすり抜けてしまう「すり抜け」や、指に巻いておいた輪ゴムが一瞬でほかの指に移動する「瞬間移動」などのマジックがあります。
輪ゴムは身近にあるものですので、いつでもどこでも場所を選ばずにマジックを披露することができます。
サイコロ(ダイス)マジック
サイコロ(ダイス)を使ったマジックです。
サイコロを裏返していくと目が1から6まで順番に変わっていく「ダイス・フロムワン」や、2個のサイコロの目が一瞬で入れ替わる「ホフマンのダイス」などのマジックがあります。
今回のテーマである「ダイスタワー」もサイコロを使ったマジックの1つです。
こういった身近なものを使ったマジック以外にも、ステッキやシルクハット、リングなど本格的な道具を使ったマジック、炎や鳩など演出効果の高いものを使うマジックも多数あります。
マジックは、使いたい道具や演出によって好きなものを選ぶことができ、幅広く楽しむことができます。
道具の種類の数だけマジックの数もあり、新作も毎年のように誕生しています。
持ちネタが多ければ多いほど観客を喜ばせることができるので、ぜひどんどん習得していきたいですね。
ダイスタワーとは?
「ダイスタワー」という言葉を聞いて、ボードゲームでサイコロを振るときに使われる木製や紙製の装置「ダイスタワー」を想像した人もいるかもしれませんが、今回ご紹介するものは、サイコロ(ダイス)を使ったマジックの1つである「ダイスタワー」です。
ダイスタワーは、仕掛けのある筒を使って行うマジックで、特別なテクニックがなくても簡単にできますが、見た目には大きなインパクトがあります。
ダイスタワーとはどのようなマジックなのか紹介していきます。
どんなマジック?
ダイスタワーは、筒を持ち上げるたびにサイコロがどんどん増え、まるでタワーのように積み上がっていくというマジックです。
- 筒のフタを外してサイコロを4個取り出し、テーブルの上で積み上げます。
- サイコロに筒をかぶせて持ち上げると、サイコロの数が5個6個と増えていきます。
- 最後にはサイコロの数は倍の8個になり、まるでタワーのように高く積み上がります。
- マジックが終わった後に、サイコロと筒を観客によく見せ、怪しいところがないか調べてもらいます。
ダイスタワーは非常にシンプルなマジックですが、見ている人の視線を釘付けにするインパクトがあるため、つかみのマジックに最適です。
マジックの導入部で使ってみてください。
ダイスタワーを習得するには
ダイスタワーは、仕掛け(ギミック)がある筒を使って、サイコロを出現させていきます。
このギミックさえ用意すれば、高度なテクニックは必要なく、マジック初心者でもダイスタワーを披露することができます。
ただ、サイコロを倒さずに綺麗に積み上げたり、ギミックを観客に悟られないよう流れをスムーズに見せるためには、やはりある程度の練習が必要になるでしょう。
ダイスタワーは通販で購入できる
ダイスタワーに使用されるギミックは、マジックグッズの1つとして販売されています。
代表的なものは、日本のマジック用品メーカーであるテンヨーの「タワーオブダイス」という商品です。
筒、フタ、ギミック、ダイスが1セットとなっており、これがあればすぐにダイスタワーのマジックを披露することができます。
もちろん説明書も付属しているので安心です。
この商品は、全国の玩具店や東急ハンズなどの実店舗でも取り扱いがあるようですが、マジック用品を扱うマジックショップの通販サイトでも購入することが可能です。
価格は、定価の1,300円前後で販売しているショップがほとんどですが、なかには1,000円ほどで販売しているショップもありますので、実店舗より安く購入することができるかもしれません。
送料についても各サイトによって違いますので、いろいろなショップを探してみてください。
手っ取り早くカッコイイマジックを見せたいなら、おすすめ商品の「タワーオブダイス」を使って、ダイスタワーに挑戦してみましょう。
簡単なマジックでも盛り上がる!
ダイスタワーのように、ギミックを使って手軽に行えるマジックの他にも、ギミックなしでも簡単にできるマジックがたくさんあります。
そんな簡単なマジックでも、演出次第では観客を驚かせ、場を大いに盛り上げることが可能です。
「マジックムービージャパン」というマジックの情報サイトでは、マジック日本代表として世界で活躍するプロマジシャンが、初心者でもすぐできる簡単なマジックを多数紹介しています。
プロの実演動画によるわかりやすい解説と、さらに種明かし動画まで掲載されているので、動画を見ながら自分のペースでじっくり練習することができます。
あなたもあっと驚くようなマジックを披露して、学校や会社、飲み会、合コン、宴会、パーティーなどで人気者になりましょう。
マジックには年齢問わず惹きつける力がある
マジックは、子どもからお年寄りまで、老若男女問わずすべての人が楽しむことができるエンターテインメントです。
もしあなたが美しく鮮やかなマジックを披露したら、周りの人は目の前で繰り広げられる信じられない光景に目を輝かせ、驚き、笑顔になってくれるでしょう。
マジックを習得するなんて難しそうと思うかもしれませんが、マジックをやってみたい、楽しませたいという気持ちがあれば誰でも必ずできるようになりますので、ぜひ挑戦してみてください。
この記事のまとめ
- マジックはさまざまな道具を使う
- ダイスタワーはサイコロを積み上げていくマジック
- ダイスタワーはギミックさえ用意すればすぐにできる
- マジックを習得すれば人気者になれる