みなさん「新子景視(あたらしけいし)」をご存知ですか?
新子景視さんは、マジックショーやテレビのバラエティ番組(ダウンタウンDXなど)でも大活躍の、今注目されているプロマジシャンです。
新子景視さんを一気に有名にさせたパフォーマンスが、新種マジック「ブレインダイブ」です。
はじめてブレインダイブを目の当たりにしたら、心を見透かされたようでビックリしてしまうでしょう。
しかし、そのネタバレ種明かしを知ってしまえば、わりと簡単な種だということがわかります。
目次
ブレインダイブで一躍有名人!「新子景視」の経歴
TV番組で最近よく見ることが多くなっている新子景視さん。
まずは彼のプロフィールと経歴を紹介します。
新子景視さんがマジックをするようになった「きっかけ」
1987年3月31日、和歌山県生まれの新子景視さん。
彼がマジックをするようになったきっかけは、幼いころに新子景視さんの母親が披露したカードマジックでした。
その母親のマジックが影響され、新子景視さんはマジックに関心を持つようになったのです。
新子景視さんの華麗な経歴
独学でマジックを勉強した新子景視さんは、17歳という若さでプロマジシャンデビュー。
大学卒業後には、世界規模で知名度が高いマジック専門会員制クラブのクラブ会員となり、ステージ上でのマジックから大掛かりな仕掛けのマジックまで、さまざまなイリュージョンで観客を魅了しています。
そして、セリフを一切使わないノンバーバルパフォーマンスの舞台「GEAR₋ギア₋」の創世記メンバーとして出演。
マジック演出も担当しました。
今はマジックショーを中心に新子景視ディナーショーやテレビ出演。
ほかにも映画やイベントのマジック監修など、多方面で活躍しています。
ディナーショーが気になる方は、チケット情報をチェックしてみてください。
「ブレインダイブ」とは
新子景視さんの名を一躍有名にした「ブレインダイブ」。
本人だけしか知らない情報を読み取るというマジックです。
ブレインダイブは単なるマジックではなく、心理学や催眠などの暗示が駆使されています。
ブレインダイブの意味
ブレインダイブを日本語訳すると、ブレインが脳、ダイブが飛び込む、つまり「脳に飛び込む」という意味となります。
つまり、他人の考えを言い当てること。
このネーミングどおり、いかに相手の脳に侵入したように見せるかが最大のポイントです。
コールドリーディングとは?
ブレインダイブはマジック要素に加えて、「コールドリーディング」といわれる話術も使われています。
コールドリーディングとは、相手の仕草を読み取り、無意識に相手のことを語らせて、情報を引き出すというテクニックです。
行動心理学で相手を誘導しつつ、次の行動を予測します。
上手に使えば、超能力や魔法を使って当てられた、と相手に思わせることが可能です。
効果的に信頼関係を築くことができるため、恋愛や仕事にも有効とされています。
ブレインダイブの新子景視とメンタリストDaiGoの違いは?
新子景視さんのブレインダイブを見ていると、メンタリストDAIGOを思い浮かべる人も少なくありません。
では、2人の違いはなんでしょうか。
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DaiGoさんはコールドリーディング
DAIGOさんは心理学を使ったものだと明言している点です。
心理学と表情分析学を巧みに使い、相手の心理や精神状態を読み取ります。
つまり、マジックではありません。
そのため失敗することもあります。
新子景視さんはコールドリーディングとマジック
新子景視さんはコールドリーディングとマジックを使っています。
相手の心理を読み取ることに加えて、種もあるのです。
コールドリーディングで補えない箇所はマジックで、マジックで補えない箇所はブレインダイブで補っています。
つまり、新子景視さんはDaiGoさんよりも成功する確率が高いといえるでしょう。
一見、似たように見える2人ですが、構成から別物なのです。
ブレインダイブ「数字マジック」
新子景視さんはコインマジック、カードマジック、トランプマジック、数字などを使ったパフォーマンスを中心に活躍しています。
そのなかでもTV番組で披露されて話題になった「数字マジック」。
超能力のようにも思えますが、どういった種があるのでしょうか。
ここでは、マジック種明かしを解説します。
ネタバレ考察が話題の数字マジックとは
「数字マジック」は、相手に2桁の数字を紙に書いてもらい、その数字を間接的にピタリと当てるマジックです。
その数字の当て方が今までのマジックとはまったく違うので、世間を驚かせました。
数字マジックの具体的な流れ
では、数字マジックがどのような流れなのかを解説します。
- 相手に「30以上の2桁の数字」を思い浮かべてもらう(仮に「60」とする)
- その数字を相手に紙に書いてもらって受け取る
- 受け取ったあと紙を、その場でビリビリに破る
- ホワイトボードに縦4×横4の合計16個の数字を書く
7 2 42 9
12 39 3 6
1 8 10 41
40 11 5 4
すると......縦、横、斜め、さらには四隅、左上・左下・右上・右下・中央のそれぞれ4つの数字の合計が「60」になります!
どうやったらこんなことができるのでしょうか。
ブレインダイブの種明かし!【数字ネタバレ】
早速、わかりやすく数字マジックの種明かしをします。
まず肝心なのがホワイトボードに書いた16個の数字です。
数字マジックの要、どこを足しても「34」になるという基本形の「魔法陣」をもとに書いています。
【基本形の魔法陣】
7 2 16 9
12 13 3 6
1 8 10 15
14 11 5 4
そして、先ほど「紙を破る」と説明しましたが、この紙は「数字の紙」ではありません。
相手から受け取った紙と見せかけて、事前に用意した「フェイクの紙」を破るのです。
ここに、マジックでよくある”すり替え”のテクニックが使われています。
このとき誰にも気づかれないように「数字の紙」をこっそり確認します。
書かれた数字が確認できたら、それに合わせてこの魔法陣の数字を変更。
変更する箇所は、魔法陣の「13 14 15 16」の数字です。
数字の紙が「60」だとしたら、そこから魔法陣の基本形の数字「34」を引いて、定数である「13」を足します。
つまり計算式は《60-34+13》となり、導き出される数字は「39」です。
そして「13 14 15 16」の箇所を「39 40 41 42」に変更すれば完成です。
この計算を瞬時に行います。
【60と書かれた場合】は
7 2 42 9
12 39 3 6
1 8 10 41
40 11 5 4
となり、縦、横、斜め、さらには四隅、左上・左下・右上・右下・中央のそれぞれ4つの数字の合計が「60」になるのです。
基本形の魔法陣に当てはめて書き換えなければいけない、暗算力と暗記力が問われるマジックです。
決して計算間違いできません。
相手の目を盗んでフェイクの紙とすりかえたり、一瞬で計算したり、複数のスキルを合わせて磨かなければいけないので訓練が必要です。
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本格的なマジックも練習すればできるようになる
スマートなマジックは見る者を魅了します。
そんなマジックは、種明かしを知ってしまえば案外簡単なトリックも多いものです。
そこでおすすめなのが「マジックムービージャパン」というマジック動画サイトです。
このサイトでは、さまざまなマジックが動画でわかりやすく紹介されています。
もちろん種明かしネタバレ動画も掲載。
真似して練習を重ねることで本格的なマジックもできるようになります。
初対面でも、相手の心をぐっと惹きつけることができるマジック。
興味が湧いたら早速チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ブレインダイブは仕掛けがわかると納得できる!やり方を覚えて真似してみよう
新子景視さんの人気マジック「ブレインダイブ」。
今回は「数字マジック」をわかりやすく解説しました。
はじめて体験すると驚くこと間違いなしのマジックですが、その種は単純明快。
少しむずかしいかもしれませんが、暗記と暗算ができれば「数字マジック」を習得することは不可能ではありません。
さらりとマジックができれば、あらゆる場面で盛り上げ可能。
人気者にだってなることができるはずです。
この記事のまとめ
- 新子景視さんは「ブレインダイブ」が有名
- メンタリストDaiGoさんと違い、新子景視さんはコールドリーディングとマジックを使っている
- 「ブレインダイブ」は暗算力と暗記力が必要なマジック
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