「ぶたのしっぽ」というのは、大人子供問わず遊べる簡単なルールが魅力的なトランプゲームです。
ルールはシンプルですが、瞬発力や集中力、駆け引きなども楽しめるので仲間や家族と集まって遊ぶときに最適。
目次
ぶたのしっぽってどんなトランプゲーム?
「ぶたのしっぽ」はジョーカー以外のカード52枚を使って行うカードゲームです。
ゲームジャンルは「ストップ系」で、他のプレイヤーよりも早く手札を無くすことが目的となります。
プレイ人数は3人〜6人で、攻略性よりも運要素が強いので子供から大人まで大人数で楽しめるでしょう。
場にカードを丸く広げることが特徴で、似たルールの遊びに「ドーナツ」というゲームもあります。
厳密には別のカードゲームですが、遊び方やルールがほとんど一緒なので同一視されることが多くなっています。
「ぶたのしっぽ」の由来
「ぶたのしっぽ」という名前の由来は場に出すカードの形状です。
このゲームでは場に円を描くようにカードを並べます。
その形が豚のくるりと丸まったしっぽに似ていることから、この名前がつけられたといわれています。
ちなみに、地域によっては「ぶたのけつ」と呼ばれることもあるようです。
ぶたのしっぽのトランプゲームに出てくる用語
ぶたのしっぽには、独自の用語がいくつかあります。
用語を知っておくことでゲームルールを理解しやすくなり、遊ぶときに混乱しないで済みますよね。
まずはそれぞれの言葉の意味をチェックして、ルールを正しく理解できるようになりましょう。
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場札
場札とは、ゲームに最初に場に並べる52枚のカードを指します。
ぶたのしっぽでは切ったカードを円状に並べ場札とするところからゲームがスタートします。
なお、場札のカードは裏向きに配置します。
台札
台札とは、輪になった場札の中心に置かれるカードのことです。
ぶたのしっぽは場札からカードを取って台札に重ねるという流れで進んでいきます。
カードは表向きに置かれ、この絵柄によってプレイヤーが引き取るカードの数が決まるため台札はとても大切です。
アタック
アタックというのはぶたのしっぽ独自のルールです。
アタックを導入するときは事前に条件を決めておき、当てはまるカードが台札に出たときにプレイヤー全員が素早くカードに手を乗せます。
このとき、手を一番遅く出した人が台札のカードを全て引き取らなければなりません。
ペナルティ
台札に出ているマークと同じカードを出したときに、台札に出ているカードを全て引き取らなければならないルールをペナルティと呼びます。
引き取ったカードはペナルティ札と呼ばれ、自分の番が回ってきたときにその中から台札に出すことも可能です。
ぶたのしっぽのルール・遊び方
ルール・遊び方
必要なトランプ:52枚
プレイ人数:3人~6人
よく切ったカードを丸く円を描くように場に並べます。
このとき必ず裏向きに並べてください。
親を決めて、親から時計回りにカードを取って円の真ん中に置いていきます。
めくったカードは必ず台札に置かなければなりません。
台札と同じマークや数字を出した場合、台札のカードをペナルティ札として全て引き取ります。
次からはめくって出すかペナルティ札から選んで出すかを決められます。
カードが減ってきたら輪をどんどん小さくしていきましょう。
場札を狭くすることでアタックをよりスリリングに楽しめます。
場札が全てなくなるまで順番のカードを出していきます。最終的にカードが一番少なかった人が勝ちとなりゲーム終了です。
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ぶたのしっぽの攻略方法
ぶたのしっぽは、アタックを導入したほうが断然楽しく遊べます。
アタックを導入すると、カードだけではなくプレイヤーの手の動きに注目したり、アタックではない場面であえてフェイントをかけお手つきをさせるなど、駆け引き的な要素を楽しめるのです。
勝つためのテクニックは、上手い人の手をしっかりと見ておくことです。
反射神経や判断力が高い人はアタックの際いち早く反応を示すので、その動きについていけるように意識を向けておきましょう。
また、輪が小さくなってくるとプレイヤーの距離が近くなるためより集中力と瞬発力が求められます。
相手の隙をついてカードをおくなどのテクニックを駆使して、手札を上手に減らしていきましょう。
ぶたのしっぽのローカルルール|地域で異なるやり方
ぶたのしっぽには、オーソドックスなルール以外にローカルルールがいくつか存在します。
普通のぶたのしっぽに慣れてきたらローカルルールを取り入れて、新鮮な気持ちでゲームを楽しみましょう。
ここでは、おすすめのルールをいくつかピックアップして紹介するので遊ぶときに役立たせてくださいね。
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ジョーカーあり
ジョーカーありはぶたのしっぽをより楽しくするローカルルールの1つです。
このルールの場合、ジョーカーを出した人は持っている手札を全て台札に戻すことができます。
カードを戻したとき一番上にあるカードが新たな台札となり、次のプレイヤーからゲームを再開しましょう。
カードを2組に増やす
トランプ2組を混ぜて行うルールもおすすめです。
カードの枚数が増える分、マークや数字が出るまでのタイミングが長くなりよりスリリングな展開を楽しめるでしょう。
また、枚数が多いため大人数で楽しみやすく保育園や幼稚園でのイベントや家族や親戚で集まったときにも最適です。
同じマークが出たら手を乗せる
通常ルールでは台札を取らなければいけない人は同じ数字やマークを出した人ですが、このルールでは違います。
同じ数字やマークが出たら、必ずアタックを行い一番遅かった人が台札を受け取るのです。
観察力や反射神経を鍛えるのにぴったりなので、子供と遊びながらやるときにぴったりですね。
トランプで遊びたいならマジックもおすすめ
トランプにはぶたのしっぽを始めとしたさまざまなゲームがあります。
複雑なものから子供でもできる簡単なものまで種類豊富ですが、ゲームだけでなくマジックでもトランプを楽しんでみましょう。
「Magic Movie Japan(MMJ)」では、プロのマジシャンがカードを使った手品について分かりやすく解説している動画を多数配信しています。
丁寧な解説で初心者の人でもマジックを習得しやすいため、ぜひチャレンジして家族や友人をあっと驚かせましょう。
ぶたのしっぽは運要素が強いトランプゲーム!ルールややり方を覚えて友達と遊んでみよう
ぶたのしっぽは場札からランダムにカードを取っていくため、運要素が強くだれでも平等に楽しめるトランプゲームです。
また、アタックというルールを取り入れることで、スリリングな駆け引きも楽しめるようになります。
その他にも、ジョーカーの有無やトランプの枚数などアレンジ方法はさまざまなので、遊ぶ相手の年齢や人数によってオリジナルのローカルルールを作ってみましょう。
この記事のまとめ
- ぶたのしっぽは場札から台札にカードを出していって手札を少なくしていくゲーム
- 台札と同じ数字やマークを出したら、その場のカードをすべて引き取らなければいけない
- 同じ数字やマークが出たときに手で押さえて、一番遅かった人がカードを取るアタックルールが人気
- ローカルルールが多くアレンジした独自のルールで楽しめる