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ショットガンシャッフルのやり方!遊戯王で登場した混ぜ方の正しい名称を解説 2024年11月

2019年1月26日

ショットガンシャッフル

日本だけでなく世界中でもマジック・ザ・ギャザリング日本版やポケモンカードなどのトレーディングカードが人気を博しています。

その中でも20年の歴史を持ち、現在もテレビアニメ放送している『遊☆戯☆王』のカードゲームで遊んだ経験がある方も多いのではないでしょうか?

 

その遊戯王カードには「ショット・ガン・シャッフル」というカードが存在しています。

ショットガンシャッフルを使うと自分か相手のカードをシャッフルさせることができます。

カードデザインと漫画に登場した内容から、その混ぜ方をショットガンシャッフルと認識しているという人たちも少なくないでしょう。

そのシャッフルはマジックの世界でも多用されており、正しくは別の呼び名なのです。

 

そこで今回は、遊戯王でも登場したショットガンシャッフルの正しい名称とやり方を解説していきます。

 

「ショットガンシャッフル」は対戦カードゲームの名称

カードゲーム全般にいえますが、話題の遊戯王カードもカードの引きによって勝敗が左右されます。

実は「ショット・ガン・シャッフルは勝負の流れをガラッと変えてしまうこともある鍵となるカードです。

まずは遊戯王カードにおけるショットガンシャッフルをご紹介します。

 

「遊戯王デュエルリンクス」のカード

テレビアニメ『遊☆戯☆王』は、主人公である武藤遊戯が仲間である真崎杏子や城ノ内克也、ライバルである海馬頼人との戦いを中心としたストーリーとなっています。

遊戯王デュエルリンク」は、その戦いで使われている対戦型カードゲームのアプリゲームです。

 

「ショット・ガン・シャッフル」は遊戯王シングルカードのカードタイトル

アプリゲームではドロップなどでGETできます。

実際のカード商品の入手方法に関しても、ネットショップでも発売されているため簡単に手に入れることができるようです。

 

自分or相手のデッキを混ぜる永続魔法カード

遊戯王デュエルリンクのおけるショットガンシャッフルは、自分か相手のデッキをシャッフルさせる”永続魔法カード”です。

どんなにデッキスキルが高くても、ショットガンシャッフルによってデッキが混ざることで勝敗がひっくり返るケースもあります。

 

ただし、カードを発動させるには自分のライフポイントを削らなければならないうえに、必ずしもいい結果になるとは限りません

いわば博打のような、一発逆転を狙った運任せの賭けカードといえるでしょう。

遊戯王カードリストにはさまざまな種類がありますが、扱いづらいという声が多く、その意見からショットガンシャッフルの評価は低めとなっています。

 

「ショットガンシャッフル」の正式名称は「リフルシャッフル」

遊戯王デュエルリンクにおけるショットガンシャッフルという名称は、カードのシャッフル方法としては正確ではありません。

正しくは「リフルシャッフル」といいます。

一般の方がいきなりリフルシャッフルをするには難易度が高めで、手先が器用なマジシャンならではのシャッフル法といえるでしょう。

 

ショットガンシャッフルのやり方&コツ

リフルシャッフル(ショットガンシャッフル)とは、カードの塊(パケット)を2等分にして、それぞれのカードの端を反らせながらはじいて端同士をかみ合わせ、そのままひとつのカードの塊にするシャッフル方法です。

リフルシャッフルを成功させるコツはカードの持ち方にあります。

親指と中指、薬指で両端をつまむように持ち、人差し指は折り曲げてカードの中央を押さえるように配置。

その状態で親指をスライドさせていくとカードがはじかれていきます。

親指には力を入れずにソフトにスライドさせていくことで、左右のカードがきれいに重なり合って滑らかなリフルシャッフルにつながります。

 

最初はテーブル上で練習しましょう。

うまくできるようになったら手の中で行うことにチャレンジして、空中リフルシャッフルのテクニックを習得してみてくださいね。

 

パフォーマンスに最適なシャッフル

リフルシャッフルは観客の目を注目させる意味でもパフォーマンスに最適です。

なぜなら、パラパラと鳴る音と華やかな見た目のため、注目を集めやすいからです。

 

演技をはじめる前にさりげなくリフルシャッフルを行うことで、目の肥えた観客に「できるマジシャンだ!」と期待させる効果があります。

そのうえで最高のカードマジックを成功させれば、観客のボルテージは最高潮を迎えるでしょう。

 

ポイントはさりげなくリフルシャッフルすることです。

「これくらいは当たり前にできますよ」ということを大袈裟にアピールしながら行うよりも、さらりとスムーズに行うことが理想的です。

 

「ショット・ガン・シャッフルはカードを傷めるぜ!」は本当

ショット・ガン・シャッフルはカードを傷めるぜ

これは『遊☆戯☆王』の主人公・武藤遊戯のセリフです。

リフルシャッフルはカードを反らせながら指ではじいていくので、カードにダメージを与えてしまいます。

ここではリフルシャッフルをするうえでの注意点を見ていきましょう。

 

基本的にカードゲームではNGのシャッフル

リフルシャッフルはカードマジックのためのシャッフル方法で、基本的にカードゲームではNG行為とされています。

その理由は、マジックとゲームでは用途が異なるために、カードの耐久性に大きな差があるからです。

 

カードゲームはボードの上にカードを置くだけなので、耐久性がマジックカードに比べて弱いです。

そのため、カードゲームでリフルシャッフルを行ってしまうとカードを痛めてしまい、反り癖ができてしまうのです。

相手のカードをショットガンシャッフル、つまりリフルシャッフルで傷つけてしまえばトラブルへと発展してしまう可能性もあります。

 

カードマジックでよく使われるトランプにおいても、まだ耐久性があるとはいえ相手のカードを傷つけるおそれがあるシャッフルは嫌がられます。

このシャッフルはカードの持ち主本人が行いましょう

 

また、遊戯王カードのサーチ行為が問題となったのも、反り癖ができて売り物にならなくなるからという理由でした。

サーチ行為とは、一定の確率で入っているレアカードを購入前に調べることです。

レアカードは他のカードよりも厚い特徴があるため、購入前のカードパックを何度も反らせて手に残る硬さの感触からレアカードを判別できたようです。

 

サーチ行為が行われたカードパックは、反り癖ができてしまっていることに加えて、売れ残っているカードパックにレアカードが入っていないことを意味しているので、カードショップに大打撃を与えたのでした。

硬さを判別するサーチ行為だけでなく、滑りサーチやボールペンサーチなど新たなサーチ方法が出てきており、いずれもカードを傷めてしまう行為のためカードショップとのイタチごっこが今なお続いています。

 

【対策法】スリーブ入りカードで痛むのを防ぐ

カードゲームは耐久性が弱く、傷もつきやすいため、カードを守るためのスリーブに入れて損傷を防ぐ必要があります。

オーソドックスな透明スリーブや片面だけカラーがついてるカラースリーブ、片面にキャラやロゴがデザインされているキャラスリーブなど、さまざまな種類のアイテムが販売されています。

人とは違うスリーブを使用することで、もし相手のカードが混ざってしまったときでもすぐに判別することができます。

 

ちなみに遊戯王カード買取センターでは、遊戯王レアカードは遊戯王ノーマルカードと比較してかなりの高値で買い取ってくれます。

しかし、カードに傷がついていたり、反ってしまっていたりとカードの保存状態が悪いと価格が下がってしまうでしょう。

カードの価格を維持するためにもスリーブの活用をおすすめします。

 

ショットガンシャッフルはマジックに織り交ぜると最高にかっこいい

ショットガンシャッフル

リフルシャッフルはカードゲームには不向きですが、トランプマジックでは欠かせません。

なぜならマジックに織り交ぜることで最高にかっこいいパフォーマンスとなるからです。

毎日30分程度練習していれば10日ほどでマスターできるでしょう。

 

この記事の情報を参考にリフルシャッフルを習得したら、次はカードマジックに挑戦してみませんか?

カードマジック入門書を読むのもひとつの手ですが、動画で視覚的に確認した方が理解するのが圧倒的に早く、上達スピードも違います。

マジック動画情報サイト「マジックムービージャパン(MMJ)」では、あらゆる種類のマジック動画を見ることができます。

MMJを利用してマジックスキルを上げ、リフルシャッフルと一緒に披露しましょう。

 

Magic Movie Japan 公式サイト

 

ショットガンシャッフルはやり方次第でカードを痛める!どんなカードも大切に扱おう

マジック用のカードはカードゲームよりも耐久性が高いですが、限度があります。

激しく折り曲げたり、叩きつけたりすると傷がついて使い物にならなくなってしまい、カードに耐久性があれば何をしても良いという訳ではありません。

どんなカードでも大切に扱う必要があります。

特にカードマジックの場合は、カードが相棒といっても過言ではありません。

相棒であるカードを大切に扱うことが、カードを扱う人の最低限のマナーです。

 

この記事のまとめ

  • ショットガンシャッフルの正式名称はリフルシャッフル
  • 相手のカードで行うと嫌がられる
  • 相手のカードで行うと嫌がられる
  • カードは大切に扱おう

 

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マジックドア編集部

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