「サロンマジック」とは、中規模の会場で披露するマジックを指した言葉です。
マジシャンと観客の距離が近いため、会場全体でコミュニケーションがとりやすいのが大きな特徴。
では、具体的にはどんなマジックが行われているのでしょうか。
目次
サロンマジックとは
サロンマジックとは、マジックショーの分類の1つです。
観客数や、会場の規模によって数種類に分類されるマジックショーの中でも、サロンマジックは数十人の観客を相手にする中規模マジック。
数人相手にマジックを行う「クロースアップマジック」と、大きな会場で行う「ステージマジック」の、ちょうど中間の規模をイメージしてください。
マジシャンが観客とコミュニケーションを取りやすいのが特徴で、手伝いを頼んだりマジシャンと会話をしたりと、参加型のショーが多くなっています。
「パーラーマジック」と呼ばれることもありますが、これも同じ規模を指した言葉だと考えましょう。
あわせて読まれています
サロンマジックの魅力
サロンマジックの魅力は、マジシャンと観客の適度な距離感によって生み出されます。
数十人という程よい人数だからこそ、観客はトークやコミュニケーションを楽しみながらマジックそのものにも集中できるのです。
サロンマジックが人気な理由を3つピックアップしたので、どんなところが好まれているのかチェックしてみましょう。
あわせて読まれています
複数人で楽しめる
サロンマジックの大きな魅力の1つに「複数人が同時にマジックを楽しめる」というポイントがあります。
「至近距離でマジックを見られるスタイル」といえば、クロースアップマジックです。
このマジックはテーブルの上で行う手品が多いので、後ろの方にいる人には「何をやってるかよく見えない」という場合も。
一方で、サロンマジックで使われるマジックの多くは、離れた席の観客にも見えるよう立体感を意識して構成されています。
そのため、会場にいる観客全員がマジックの臨場感を直接味わえるのです。
パーティーに最適
サロンマジックは数十人規模の会場に合ったスタイルなので、誕生日会や結婚披露宴、還暦のお祝いなど、いろいろなパーティーとの相性が抜群です。
全員がマジックを肉眼で見られる距離感なので、「不思議な体験を共にしている」という共感が生まれ、参加者同士が仲良くなりやすいのでしょう。
マジシャンが観客とコミュニケーションを取ることで、「関係の仲介役」のような役割を担うこともありますよ。
まだお互いが親しくない結婚前の親族顔合わせや、普段会わない遠縁の親戚が集まるパーティでも、サロンマジックが場を和ませ、打ち解ける手助けをしてくれるでしょう。
マジシャンによるトーク
サロンマジックはその特性上、音響などの設備が整っていない場所でショーを行うことも少なくありません。
派手な音楽やマイクアピールを使わずに観客の関心を惹きつけるためには、マジシャンのトークスキルがとても重要です。
サロンマジックを行うマジシャンの多くは、一度に数十人の観客を相手にしながら全員を楽しませる高い「喋りの技術」を持っています。
観客イジりやお笑いネタ、豆知識の披露など、マジシャンによってトークの方向性はさまざま。
手品だけでは無く、まるでトークイベントのような話術を楽しめるのも、魅力の1つといえるでしょう。
サロンマジックのおすすめマジック
サロンマジックでは、数十人の観客全員に見えるように立体的なマジックが行われます。
大がかりな仕掛けや設備はあまり使われず、小道具を使ったマジックテクニックが多いのも特徴です。
サロンマジックでやりやすい種類を覚えておけば、ショーを開催する時の参考にもなるでしょう。
ここでは、おすすめのマジックの種類を4つピックアップし、特徴とおすすめする理由を紹介します。
あわせて読まれています
コインマジック
サロンマジックでよく披露されるマジックの1つが「コインマジック」です。
コインマジックとは、名前通りコインを使った手品の総称。
クロースアップマジックからステージマジックまで、さまざまな規模のマジックショーで披露されています。
サロンマジックでは、空中からコインを取り出してバケツに入れていく「マイザーズ・ドリーム」や、視認性の良い「ジャンボコイン」を使ったマジックなど、何が起こっているのかが簡単にわかるタイプのマジックがおすすめです。
ギミックが搭載されたマジック専用のコインを用意しなければならない場合もありますが、普通の硬貨を使ってできる技であれば観客に借りたりしながらさっと披露できるので、特にイベントにはぴったりですね。
カードマジック
「カードマジック」もサロンマジックによく合う手品の種類です。
カードマジックは「観客にカードをえらんでもらう」という手順が多いため、観客とのコミュニケーションが大切になるサロンマジックとよく合います。
例えば「アンビシャス・カード」という手品は、観客がサインしたカードをカードの束に混ぜて一番上に出したり、折り曲がった状態にしたりするマジック。
観客に手伝ってもらうことで「自分たちも参加している」という、体験型の楽しさを作るのに最適ですね。
ちなみに、カードマジックて使われるトランプは手品グッズ専門店で売られているので、実際にマジックを見て「やってみたい」と思ったら探しに行ってみるといいでしょう。
ロープマジック
さまざまなマジックショーで披露される「ロープマジック」も、サロンマジックにおすすめのマジックです。
ロープを使った手品はとても歴史が古く、唐の時代の書籍に「縄の奇跡」という解説が載っているほど。
そんな歴史あるロープマジックの定番は「ロープ切り」です。
ロープをハサミで切り、結び目や握ったところから繋げ直すというテクニックは、見た目のインパクトも強いため数十人規模のショーでもよく映えます。
観客にロープを切ってもらう、繋ぎ目を握って貰うなどのコミュニケーションも盛り上がりそうですよね。
メンタルマジック
「メンタルマジック」とは、超能力的なテクニックを見せるマジックの一種で、現在のマジック界では1つの大きなジャンルを形成しています。
代表的なマジックの種類は「スプーン曲げ」や「念写」「予言」などで、「タネや仕掛けで起こっている不思議なこと」というよりも「超人的な力で起こっている」と思わせるトリックが特徴です。
まるで本物の超能力者を見ているかのようなインパクトが大きい演出もできるので、場が盛り上がりやすくサロンマジックにも多く採用されています。
サロンマジックを間近で見るには
パーティーや披露宴など、数十人規模のイベントを盛り上げるのに最適な「サロンマジック」は、場の雰囲気を温め参加者の関係を和やかにしてくれます。
そんなサロンマジックの摩訶不思議な世界を味わいたいなら、自分たちが開催するイベントにマジシャンを呼んでみましょう。
マジシャン派遣サービスの「MAGICDOOR」なら、在籍している一流のプロマジシャンたちがシーンに合った最適なショーを提供してくれます。
マジックショーを開催して、仲間や家族とともに手品の不思議に触れれば、きっと一生の思い出になるでしょう。
見積もりは無料で行えるので、まずは希望するマジックやイベントの規模を相談して見るのがおすすめです。
サロンマジックに挑戦するなら
マジックには、ショーを見るだけではなく「自分でやってみる」という楽しみ方もあります。
こっそりマジックを練習して、当日サロンマジックを披露すればサプライズ演出もできて参加者も喜んでくれるでしょう。
サロンマジックに挑戦するなら、「Magic Movie Japan(MMJ)」という動画配信サイトがおすすめ。
MMJでは、多くのプロマジシャンがマジックのやり方や、ちょっとしたテクニックを丁寧に解説してくれます。
動画で習えるため、好きな時にいつでもマジックの練習でき内緒の特訓にも最適。
ぜひ、不思議なマジックをたくさん覚えて、楽しいサロンマジックを披露して下さいね。
サロンマジックは中距離で楽しめる!おすすめのマジックを間近で見てみよう
観客とマジシャンの距離が近く、適度にコミュニケーションも交わせる「サロンマジック」なら、ショーの演出を楽しみながらマジックを間近で楽しめます。
観客の最適な人数が数十人程度なので、誕生パーティーやちょっとしたイベントなど個人で開催する催し物にも取り入れやすいですよね。
コインやトランプ、ロープを使った定番マジックから、超能力のようなメンタルマジックまで、披露されるマジックの種類もたくさんあります。
お気に入りのマジックを間近で見て、不思議さと楽しさをイベント参加者と分かち合いましょう。
この記事のまとめ
- サロンマジックは数十人程度の観客に対して中規模会場で行うスタイルのマジック
- 複数人が一緒にマジックを楽しめ、会場に一体感が生まれやすい
- マジシャンのトークスキルが高く、コミュニケーションも楽しめるのが魅力
- コインやトランプ、ロープなどの小道具を使ったトリックがよく使用される