「胡蝶の舞」とは、日本に伝わる伝統的なマジックの1つです。
名前は有名なので、聞いたことはあるけれどどんな内容なのかは分からないという人もいるでしょう。
「胡蝶の舞」は見た人の心を惹きつけるロマンティックで幻想的な雰囲気が楽しめる作品です。
目次
胡蝶の舞とは?
マジックといえば、海外のおしゃれな雰囲気を思い浮かべる人も多いでしょう。
しかし、日本には「手妻」と呼ばれる伝統的なマジックが存在します。
その1つが「胡蝶の舞」です。
代表的な手妻に数えられるこの演目は、見た目が美しく世界観が幻想的なことが特徴です。
では「胡蝶の舞」とはどのようなマジックなのでしょうか。
まずはその歴史や成り立ちをチェックしましょう。
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日本の伝統奇術「手妻」の1つ
「胡蝶の舞」は、手妻と呼ばれる奇術の1種です。
手妻とは着物を着て演じる日本版マジックのようなもので、代々受け継がれてきた「伝統手妻」と、現代になって生み出された「創作手妻」が存在します。
「胡蝶の舞」は古くから受け継がれてきた伝統手妻で、古い文献や史料にもほとんどその方法が描かれていません。
この手妻は一子相伝の口伝として後世に引き継がれてきたのです。
ちなみに「浮かれの蝶」という名前で呼ばれることもあります。
「浮連の蝶」「胡蝶楽」の2つが伝承
現在、伝承されている「胡蝶の舞」には2つの方法があります。
1つめは帰天斎派の「浮連の蝶」、そして2つ目が一陽斎派の「胡蝶楽」です。
この2種類は紙の蝶を使うことや、蝶が空中を舞うこと、扇を使うことなど共通点は多くありますが、そのやり方や披露される技、仕組みは全く異なりです。
それぞれの宗派が、自分たちの「胡蝶の舞」を大切に受け継いできたからこそ、現代に2つの手妻が存在するのです。
胡蝶の舞とはどんなマジック?
「胡蝶の舞」は、和紙で作られた蝶が演者の扇子の風に乗り、自由自在に舞い踊る姿を見せる手妻です。
演者によって生み出され、命を吹き込まれた蝶はその短い生涯を全力で楽しむように、ふわふわと飛び回ります。
三味線の演奏に合わせて演者が扇子を振ると、その風に乗って蝶がまるで生きているかのように動き回るのです。
さらに、つがいの蝶も生み出されまるで恋人のように喜びの舞を踊る姿も楽しめます。
日本らしさと儚く美しい和紙の蝶の姿が楽しめる幻想的なマジックですね。
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胡蝶の舞に挑戦したくなったら?
「胡蝶の舞」を見ると、その幻想的な世界を自分で作ってみたいと思う人もいるでしょう。
しかし、一子相伝の口伝で伝えられた手妻を習得するのは至難の業です。
「それでも胡蝶の舞をやってみたい!」という方は、現代風にアレンジされたマジックグッズを利用してみましょう。
ペーパーファンタジーシリーズのマジックグッズは、現代のギミックを使用し、即席で紙の蝶が舞い踊るトリックを演じられるアイテムです。
1回使い切りのアイテムですが、12回分入っているのでイベントや誕生会などで披露するのにも最適です。
扇子は付属していないので、あらかじめおしゃれな扇子を用意しておきましょう。
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「胡蝶の舞」のような幻想的な手品が見たくなったら?
「胡蝶の舞」は幻想的な雰囲気に浸れる日本のマジックです。
マジックはトリックだけではなく、マジシャンが生み出す不思議で非現実的な世界観を味わえるのも楽しみの一つ。
それぞれが持つ雰囲気を楽しみたいなら「MAGICDOOR」を使って、プロマジシャンを自分たちのイベントに招いてみましょう。
あらかじめ「こんなイメージのショーが見たい」と伝えれば、ぴったりのマジシャンやショープランを提案してくれますよ。
見積もりは無料なので、まずは気軽に問い合わせてみてくださいね。
胡蝶の舞は日本の古典手品の1つ!幻想的なマジックに心を奪われること間違いなし
和紙の蝶に命を吹き込み自由自在に宙を舞わせる伝統手妻「胡蝶の舞」は、幻想的な雰囲気が魅力的なマジックです。
口伝でしか伝えられていないこのマジックは、2つの手妻の宗派のみが演じられる秘密めいた技でもあります。
その背景や演技の美しさは、手品好きな人だけではなく多くの人の心を奪うでしょう。
即席で演じられるアイテムも開発されているので、ぜひチャレンジてみてください。
この記事のまとめ
- 「胡蝶の舞」は日本に古くから伝わる伝統手妻の1種
- 一子相伝の口伝でのみ受け継がれてきたため、解説などの文献はほとんど存在しない
- 現在伝承されている「胡蝶の舞」は2つの宗派でやり方やギミックが異なる
- 和紙でできた蝶を扇子で舞い踊らせる幻想的な雰囲気が魅力