社員旅行の余興の企画、または幹事を任されたけれど、何を実施すれば良いのか分からず悩んでいるという人も多いのではないでしょうか?
仕事の企画とは雰囲気が違うほか、実施するものも違うので迷ってしまうものですよね。
この記事では、社員旅行の余興アイデアや企画の選び方、失敗しない方法を紹介します。
目次
社員旅行で余興を行う目的は?
社員旅行の余興を成功させたいなら、どんな目的で行うものなのかを知っておきましょう。
もちろん、目的を設定しなくても開催はできますが、やはり事前に決めてから企画を進めたほうが余興もより有意義なものにできますよ。
はじめに、社員旅行で余興を行う目的の代表例を紹介します。
社員のモチベーション向上
社員旅行の余興の目的として第一に挙げられるのが、社員のモチベーション向上です。
旅行だけでも効果は期待できますが、適切に余興を実施すれば社員もよりリフレッシュでき、モチベーションも高めやすくなります。
また、モチベーションに直接影響する余興を実施すれば、やる気もダイレクトに向上させられるでしょう。
余興を通して人間関係を築くことで「仲間と一緒に頑張ろう」という気持ちが芽生えやすくなるのもポイントです。
社員間コミュニケーションの活性
社員間コミュニケーションの活性化も、社員旅行で余興を開催する目的の1つです。
余興を実施し皆で楽しめば、普段一緒に働いている仲間との交流もより深められます。
さらに実施するものやチーム分けを工夫すれば、新たな人間関係の構築にも役立ちますよ。
リフレッシュできるのはもちろん、社員同士のコミュニケーションが活性化できるのも社員旅行での余興の魅力です。
チームビルディング
社員旅行で余興を開催する目的の1つが、チームビルディングです。
チームビルディングとは、メンバーそれぞれの能力を引き出し、チームとしてのパフォーマンスを最大化する取り組みのこと。
チームワークや会話が必要とされる余興を適切に実施して、皆に楽しんでもらえば職場のチームワークも向上し、チームビルディングにもプラスの影響を与えます。
また、社員同士の関係も深まるほか、相談や報告もしやすくなるので、チームの生産性も向上させられるでしょう。
社風の浸透・風土と歴史づくり
社員旅行の余興は、社風の浸透・風土と歴史づくりにも役立ちます。
会社のビジョンや歴史を感じさせるもの、風土を前面に出したものを実施する必要はありますが、意識して企画すれば社風もしっかりと浸透させられますよ。
余興で交流を重ね、さらに学びも得ることで会社の風土がよりしっかりと築かれていくのもポイント。
恒例化すれば、会社の歴史づくりにも役立つでしょう。
社員旅行の余興の選び方
色々な目的で開催される社員旅行の余興。
目的を達成し、会社や個人にプラスの影響を与えるためには、余興の選び方が重要となります。
選び方さえ間違えなければ、大きく失敗するリスクを減らせるほか、成功の確率も上げられるので、ぜひ覚えておきましょう。
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予算はどれくらいあるか
社員旅行の余興を選ぶときには、予算はどれくらいあるのか、企画した余興は予算に納まるのかを必ずチェックしましょう。
この2つを意識せずに進めてしまうと、予算オーバーとなり次回以降の開催が難しくなってしまう可能性もあります。
多くのメリットがある余興は、社員旅行の度に開催するのが望ましいもの。
予算はしっかりと管理し、範囲内に収めるように努めましょう。
目的に沿ったものか
目的に沿ったものかを確認することも、余興の選び方の重要なポイントです。
企画となると内容ばかりを意識してしまいがちですが、目的を見失った余興では効果もイマイチなのでしっかりと確認するようにしましょう。
コミュニケーションの促進やチームビルディングがメインなら、チームで楽しむ余興。
モチベーションの向上がメインなら、あまり堅苦しくなく、楽しみやすいものを選ぶと良いでしょう。
社風の浸透や風土づくりが目的なら、企業と関連のある内容を盛り込んだものを実施するのがおすすめです。
全員参加可能か
社員旅行で実施する余興は、全員が参加できるものが望ましいです。
1人、もしくは数人が参加できないような余興を実施してしまうと、参加できなかった人が疎外感を覚えてしまう可能性があります。
その場限りであればいいですが、その後の仕事まで引きずってしまうとモチベーションが下がり、生産性にも悪影響が出てしまいます。
このようなトラブルを防ぐためにも余興は全員が参加できる、もしくは全員がチーム所属した上で楽しめるものを企画しましょう。
シンプルで分かり易いか
ルールがシンプルで分かり易いかどうかも、社員旅行で実施する余興を選ぶときにチェックしたいポイントの1つです。
社員旅行には色々な世代の人が参加するもの。
加えて、お酒が入ったシーンで余興を実施することも多いです。
あまりにも複雑なルールの余興を実施してしまうと、ルールの把握に時間がかかったり、あまり楽しめなかったりする可能性もあるので注意しましょう。
どの世代でもすぐにルールを理解できるかどうかを意識するだけでも、シンプルなものを選びやすくなるので、ぜひ意識してみてくださいね。
練習がいらないかどうか
社員旅行で実施する余興を選ぶときに確認しておきたいのが「練習がいらないかどうか」です。
忘れられがちなポイントですが、意識せずに企画を進めてしまうと社員や運営の負担が増える可能性もあります。
当日の余興がグダグダになる場合もあるので、忘れずに確認しておきましょう。
基本的には練習があまり必要がないもの、不要なものがおすすめ。
時間に余裕があり、バランス良く練習や業務のスケジュールを割り振れるなら多少練習が必要なものを選んでも良いでしょう。
社員旅行の余興におすすめのアイデア10選
余興を開催する目的や選び方は分かったけれど、何を開催すれば良いか、今ひとつイメージできないという人も多いでしょう。
業務の企画と比べると比較的自由度も高いので、なかなか決められないものですよね。
そこで次は、社員旅行の余興におすすめのアイデアを紹介します。
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ミニ表彰式
社員旅行の余興はモチベーションの向上が期待できるものにしたいなら「ミニ表彰式」がおすすめです。
ミニ表彰式とは、業務を頑張ってくれている社員のために開催する表彰式のこと。
業務に直結するものはもちろん、ムードメーカーや気配り上手といった少し業務から外れた要素も表彰の対象となるのが特徴です。
日頃の頑張りを社員全員の前で称える余興なので、従業員のモチベーション向上も十分に期待できます。
景品を用意する、投票制にするといった工夫をすればより盛り上がるのもポイントです。
会社員格付けチェック
「会社員格付けチェック」は、年始の人気番組をモチーフとした企画です。
テレビの企画のため完全再現は難しいですが、食べ物限定で開催すれば比較的簡単に開催できます。
ルールもどちらが高価な食べ物かどうかを当てるだけとシンプルなので、番組を知らない人でも気軽に取り組めるでしょう。
チーム戦形式にすれば、コミュニケーションの活性化やチームビルディングの効果が期待できるのもこのアイデアの魅力です。
運動アクティビティの大会
社員旅行の余興は身体を動かすものにしたいと考えているなら、運動系アクティビティの大会や社内運動会を企画してみてはいかがでしょうか?
準備は少し大変ですが、運動をすることでリフレッシュできるほか、コミュニケーションの活性化やチームビルディングにも役立ちます。
開催のポイントは、運動神経があまり必要のないアクティビティを選ぶことです。
例えばアクティビティならレクリエーション色の強いウォークラリーやボーリングなど。
運動会なら玉入れや借り物競争、伝言ゲームのような種目を中心に組み立てると、運動神経の有無や世代を問わず楽しめる余興にできるでしょう。
ビンゴゲーム
定番ゲームを社員旅行の余興として実施したいなら「ビンゴゲーム」がおすすめです。
ビンゴゲームなら多くの人がルールを知っているほか、ルール自体もカードを埋めていくのみとシンプルなので、世代を問わずに楽しめるでしょう。
準備するものが抽選に使うアイテムとビンゴカード、景品だけと手軽なのもポイント。
メンバーの個性や会社に関する要素を盛り込んだカードを用意すれば、交流や学びの機会にできるのも魅力です。
ダンスの発表会
「ダンスの発表会」はコミュニケーションの活性化やチームビルディングが狙える、ユニークなアイデアです。
チーム形式、もしくは部署ごとに発表する形式にすれば、社員同士の交流も活発になるほか、チームワークも向上させられます。
実施のポイントは、ダンスはできるだけ簡単なものを選ぶ、練習のスケジュールは社員の負担にならないように気をつけるの2点。
この2点を意識して企画を進めれば、皆が楽しめる余興にできるでしょう。
脱出ゲーム
「脱出ゲーム」とは物語の主人公になりきり、チームのメンバーと協力しながら謎を解いていく謎解きゲームのことです。
積極的な会話とチームワークが必要となるゲームで、コミュニケーションの活性化やチームビルディング効果が期待できます。
体力を必要としないため、運動が苦手な人でも気軽に楽しめるのも魅力の1つ。
個人で企画しても実施は可能ですが、しっかりとしたクオリティのものを実施したいなら外部に委託するのがおすすめです。
クイズ
社員旅行の余興は、気軽に取り組めるものにしたいなら「クイズ」もおすすめです。
クイズなら問題や景品、ちょっとしたスライドを用意するだけで簡単に開催できます。
ルールも回答がメインとシンプルなので、誰でも気軽に楽しめますよ。
チーム戦にすればコミュニケーションの活性化やチームビルディング効果が期待できるのも特徴。
会社に関連する問題を出せば、社風や歴史の浸透にも役立つでしょう。
子どもの頃の写真から今を当てるゲーム
「子どもの頃の写真から今を当てるゲーム」は、その名の通り子どもの頃の写真を皆で見て、それが誰かを当てるゲームです。
少し恥ずかしい企画ではありますが、子どもの頃の写真やエピソードを語り合うことでコミュニケーションも活発になります。
また、社員同士の理解も深まるため、チームビルディング効果も期待できますよ。
体験会への参加
「体験会への参加」も、社員旅行の余興におすすめのアイデアの1つです。
なかなか体験できない物事に挑戦することで、社員もリフレッシュできます。
仲間と一緒に取り組むめば、交流も深められるのもポイント。
参加する体験会は楽しむことや交流がメインなら旅行先の名産・名物と関連がある体験会。
会社への理解を深めて欲しいなら、事業と関連があるものがおすすめです。
マジック
ユニークな余興で社員旅行を盛り上げたいなら「マジック」がおすすめです。
視覚的に楽しむエンターテイメントなので、幅広い世代の人が楽しめます。
不思議なマジックにより、自然な会話も生まれるのでコミュニケーションの活性化も期待できるでしょう。
マジックの実施に関しては、時間に余裕があるなら自分たちで練習したものを披露してもOK。
クオリティが高いマジックを楽しみたい、事前準備の負担を減らしたいならプロのマジシャンにお任せすると良いでしょう。
社員旅行の余興を選ぶときに気をつけること
社員旅行の余興選びには、気をつけたいポイントがいくつかあります。
このポイントを意識せずに企画を進めてしまうとトラブルや事故が起こる可能性もあるので、事前にしっかりと把握しておきましょう。
次は、社員旅行の余興を選ぶときに気をつけることを紹介します。
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危険があるものは避ける
社員旅行の余興には、怪我のリスクが高いものや危険があるものは不向きです。
せっかくの余興も怪我人が出てしまえば、台無しになってしまいます。
ひどい怪我であれば、社員旅行というイベント自体にも悪影響が出てしまうでしょう。
また、リスクの管理ができていないと判断され、運営者の評価が下がってしまう可能性も。
社員旅行の余興を良い思い出にするためにも、安全面にはしっかりと配慮しましょう。
不快感を抱かせない
不快感を抱かせないものを選ぶことも、社員旅行の余興を選ぶときのポイントです。
もちろん人の感性はそれぞれなので、100%他人を不快にしない企画もありませんが、できるだけセンシティブな内容に関連するものは避けたほうが良いでしょう。
とくに注意したいのは食べ物をムダにするものや個性を否定する・笑うもの、下品な内容の出し物など。
これらに関するものは、高確率で不快に思う人が出てしまうので、面白いと思っても採用しないようにしましょう。
また、何かを強制するという行為も不快感を抱かれやすいので、こちらも要注意です。
全員が楽しめるものにする
社員旅行の余興は、参加者全員が楽しめるものを選びましょう。
こちらも絶対全員が楽しめるものを企画するのは難しいですが、得意不得意がハッキリと出る余興を避けるだけでも全員が楽しめる確率を上げられますよ。
注意したいのはデジタル機器の扱いが苦手な人、運動が苦手な人が楽しめない企画。
また、好き嫌いが分かれやすい企画も避けたほうが無難です。
時間管理をしっかりとする
時間管理をしっかりとすることも、社員旅行の余興を決めるときに意識したいポイントです。
運動施設やホテルの宴会場、飲食店などの利用時間は事前に決められています。
ルーズな時間配分のまま企画や運営を進めてしまうと、次の利用者やお店に迷惑をかけてしまう可能性もあるため注意しましょう。
ポイントは、時間配分を事前にしっかりと決めておく、当日は会場のスタッフの指示と時間を必ず守るの2点。
これらのポイントを意識すれば、他人に迷惑をかけるリスクも大幅に減らせます。
社員旅行の余興はプロのマジシャンに任せるのもおすすめ
ユニークな余興で社員旅行を盛り上げたい、ハイクオリティなマジックを楽しみたいならプロのマジシャンに任せてみてはいかがでしょうか?
プロのマジシャンならパフォーマンスのクオリティが高いのはもちろん、時間管理もしっかりと行ってくれるので安心してマジックを楽しめます。
面倒なセッティングやマジックの司会進行などもマジシャンにお任せできるのもポイント。
また、オーダーメイドマジックをお願いすれば、会社にちなんだマジックを披露してくれることもできるので、会社のビジョンや歴史を学んで欲しいときにもおすすめです。
マジシャン派遣サービス・MAGICDOORを利用すれば手軽かつ、スピーディーに一流のマジシャンを呼べるので、気になる人は利用を検討してみてくださいね。
社員旅行の余興はしっかり選ぶことが重要!失敗しない選び方をしよう
モチベーションの向上やコミュニケーションの活性化などが期待できる社員旅行の余興。
成功させて目的を達成したいなら、しっかりと選ぶことが重要です。
100%成功するようなものを企画するのは難しいですが、この記事で紹介した選び方や気をつけることを意識して何を実施するか決めれば、成功する確率も高められますよ。
また、より盛り上がる余興を実施したいなら、外部委託やプロにお願いするのもおすすめなので、こちらもぜひ検討してみましょう。
この記事のまとめ
- 社員旅行の余興はモチベーション向上やコミュニケーションの活性化、チームビルディングなどに役立てるために開催される
- 予算や目的、ルールの難しさなどに注目すれば、適した余興が見つかる
- 社員旅行の余興で何を実施するか迷っているなら、おすすめアイデアを参考にしてみよう
- 余興を企画するときには危険がないか、不快になる要素はないかなどをしっかりとチェックしよう