謝恩会の企画を任されたけれど、出し物や余興のアイディアが浮かばないという人も多いのではないでしょうか?
忘年会や新年会のように頻繁に開催するものではないので、何をやれば良いのかなかなかイメージできないものですよね。
この記事では、謝恩会の出し物のアイディアをシーン別に紹介します。
目次
謝恩会とは?出し物を決める前に知っておきたい意味や運営メンバー
謝恩会とは、感謝を伝える会のことです。
幼稚園や保育園、学校に関連する物として有名な行事でもあり、卒業シーズンによく実施されています。
はじめに、この謝恩会は誰のために開催するものなのかや、運営メンバーについてを紹介します。
謝恩会は誰のために開催する?
謝恩会はお世話になった人、もしくは日頃からお世話になっている人のために開催します。
とくに多いのが幼稚園・保育園の先生方、学校の教職員のために開催されるパターン。
ほとんどがこのパターンなので「謝恩会」という言葉も、学校関連の人に感謝を伝える会を指すものとして認知されていますよ。
また、企業が開催することもあり、こちらでは主に従業員や取引先のための開催となります。
謝恩会の運営メンバーは?
謝恩会の運営メンバーは、保護者や学生が担当するのが基本です。
生徒側の年齢によってどちらが担当するかを決めるのが定番で、生徒が幼稚園や保育園、小学校であれば生徒の保護者。
中学生以上であれば、生徒が主な運営メンバーになります。
もちろん、中学生以上であっても保護者のサポートが必要となりますが、あまりにも干渉しすぎると子どもたちの自主性が失われてしまうため注意しましょう。
謝恩会でする出し物・余興の選び方
お世話になった人に感謝を伝える会「謝恩会」。
概要はある程度分かったけれど、どんな出し物や余興をやれば良いのか、選べば良いのか分からないという人も多いでしょう。
そこで次は、謝恩会でする出し物・余興の選び方を紹介します。
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練習のいらない物かどうか
謝恩会の出し物・余興を選ぶときには、練習がいらない物かどうか、どの程度の練習が必要なものかをチェックしましょう。
これらの項目をしっかりとチェックすれば、出し物の難易度も決めやすくなるほか、準備に必要な期間も割り出しやすくなりますよ。
スケジュールに余裕がある、難しいものを披露する予定なら、多少の練習が必要な物。
運営の負担を減らしたい、スケジュールに余裕がないなら練習がいらない出し物がおすすめです。
卒業生や参加者の年代に合った物にする
卒業生や参加者の年代に合った物かどうかを考えることも、謝恩会の出し物を選ぶときのコツです。
年代と合わないものを選んでしまうと、完成度が下がったり、ふざけた印象になったりする可能性があるので、しっかりとチェックするようにしましょう。
保育園や幼稚園、小学生が出し物を担当するなら比較的シンプルなもの。
中学生以上なら多少練習が必要な難易度かつ、生徒が実施しても子どもっぽい印象にならないもの選ぶと良いでしょう。
また、参加者と運営の両方が大人の場合は、幅広い年代が楽しめるもの、大人が実施しても恥ずかしくないものを選ぶのがおすすめです。
感動が得られる物にする
謝恩会の出し物や余興は、感動が得られる物を選びましょう。
感動が得られる出し物とは「旅立ち」「卒業」「別れ」「感謝」などの要素を含む物のこと。
たとえば、歌を取り入れるなら、恩師への感謝や旅立ちを歌った名曲を歌うと会場全体で感動を共有できます。
また、何かプレゼントを渡すのであれば、保護者や生徒からの感謝のメッセージを沿えるとより感動してもらえますよ。
少し抽象的ではありますが、感動するテーマを取り入れやすいかを意識するだけでも良い出し物が見つかるので、ぜひ意識してみてくださいね。
時間配分が適切である
時間配分が適切かどうかも、謝恩会の出し物選びの重要なポイントです。
謝恩会の出し物や余興は、15分〜30分で実施するのが定番となっています。
この時間よりも短すぎると感動が薄くなりがちに。
長すぎると間延びした雰囲気になりやすいほか、食事や歓談の時間も少なくなってしまいます。
そのため、披露する物は15分〜30分に収まる物を選ぶのがおすすめです。
30分程度で完結する出し物なら進行の邪魔にもなりにくく、参加者側も十分に感動できるでしょう。
謝恩会の出し物のアイディア【保育園・小学校編】
卒業式や卒園式のタイミングで開催される謝恩会の出し物は、気軽に取り組めるシンプルな物がおすすめです。
気軽に取り組める物なら子供たちの負担も少ないので、スムーズに練習や運営を進められますよ。
選び方の次は、謝恩会にピッタリの出し物のアイディアを紹介します。
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ビンゴゲーム
ビンゴゲームは謝恩会の定番余興ともいえる人気ゲームです。
幅広い年代が楽しめるゲームなので、保育園や幼稚園、小学校で実施しても大いに盛り上がりますよ。
数字の代わりに学校や園にゆかりのあるものが書かれたビンゴカードを用意すれば、謝恩会らしさをしっかりと演出できるのもポイント。
ビンゴに必要なものや景品を準備し、実施するだけと運営側の負担が少ないのも魅力の1つです。
合唱
せっかくの謝恩会なので、感動できる出し物にしたいという場合には合唱もおすすめです。
多少の練習は必要となりますが、感謝や別れをテーマにした曲や学校・園の行事で歌った曲を披露すれば、先生たちも感動してくれるでしょう。
歌い終わったあとにお礼の言葉を述べる、思い出の写真のスライドを一緒に上映するといった、追加の演出を加えやすいのも魅力の1つです。
モノマネクイズ
出題者がモノマネを披露し、それが何のモノマネかを当てるモノマネクイズ。
年代を問わず楽しめるこのクイズも、謝恩会の余興にピッタリです。
普通に実施しても盛り上がるほか、学校や園にちなんだ問題を多めに出題すれば謝恩会らしさも演出できます。
旅立ちや感謝、卒業などに関連するお題を出題すれば、感動的な雰囲気にできるのもポイントです。
マジックをやってみる
少し変わった出し物を披露したいなら、マジックもおすすめです。
こちらも年齢を問わず楽しめる物なので、小学生はもちろん幼稚園や保育園の園児が実施しても盛り上がるでしょう。
市販のマジックグッズやマジック解説動画などを利用すれば、習得の難易度を大幅に下げられるのもポイント。
もちろん練習は必要ですが、比較的気軽に実施できる出し物なので、ユニークな出し物で謝恩会を盛り上げたいならぜひ実施してみてくださいね。
ダンス
ダンスも謝恩会の定番の出し物です。
合唱と同じく練習したうえで披露すれば、先生や職員もきっと感動してくれますよ。
踊る物は盛り上がりを重視するなら、ダンスが人気の楽曲や皆が知っている曲、流行りの曲をテーマにした物がおすすめ。
より謝恩会らしさを演出したいなら、運動会やお遊戯会といったイベントで踊った演目を披露すると良いでしょう。
寄せ書きのプレゼント
謝恩会の出し物は感動的で形にも残るものにしたいなら、寄せ書きのプレゼントを企画してみてはいかがでしょうか?
寄せ書きなら形に残るのはもちろん、サプライズ的に渡せば感動もしてもらえるでしょう。
形式はメッセージのみを記載したシンプルな色紙タイプが定番で、写真とメッセージの両方を載せたアルバムタイプも人気があります。
謝恩会の出し物のアイディア【大学編】
大学の謝恩会の出し物は、ある程度のスキルや練習が必要な物がおすすめです。
そのぶん準備には時間がかかりますが、クオリティの高いものを披露、もしくはプレゼントすれば恩師もきっと喜んでくれますよ。
次は謝恩会の出し物のアイディア【大学編】を紹介するので、何を実施するか迷っている人は参考にしてみましょう。
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思い出の写真スライドショー
思い出を振り返りつつ、感謝の気持ちを伝えたいなら思い出の写真を使ったスライドショーを制作してみましょう。
パソコンのスキルは多少必要となりますが、しっかりと作り込めば謝恩会もより感動的なものになりますよ。
ポイントは「時系列順に写真を配置する」「最後のパートに感謝のメッセージやこれからの抱負などを盛り込む」「卒業や感謝に由来するBGMを使う」の3点。
この3点を意識するだけでも、素敵なスライドに仕上がるので、ぜひ意識してみてくださいね。
フラッシュモブ
サプライズ要素が強い出し物を実施して、謝恩会を盛り上げたいならフラッシュモブもおすすめです。
フラッシュモブとは、周りの人が急にダンスや歌を披露しはじめるサプライズの1つ。
練習は大変ですが、インパクトは抜群なので謝恩会もきっと盛り上がりますよ。
最後に全員で感謝のメッセージを述べる、卒業や感謝をテーマにした曲を歌うといった要素を盛り込めば、感動的な雰囲気にできるのもポイントです。
クオリティの高い合唱
謝恩会の定番の出し物「合唱」。
この合唱もしっかりと練習し、クオリティを高めれば先生や職員も大いに感動させられます。
旅立ちや卒業、感謝を歌った曲を披露すれば、より感動的な雰囲気になるのも魅力の1つです。
また、合唱用の楽譜に関しては、流行りの曲から往年の名曲まで幅広く販売されているので、通販サイトや楽器店などでチェックしてみると良いでしょう。
手作りアルバムの贈呈
手作りアルバムの贈呈も、謝恩会におすすめの出し物の1つです。
写真と共に手書きのメッセージやデコレーションが添えられたアルバムは、普通のアルバムより温かさを感じさせる仕上がりになります。
生徒の個性や気持ちもダイレクトに伝えられるので、受け取る側もきっと喜んでくれるでしょう。
アルバムと写真、筆記用具などを用意すれば簡単に作成できるのもポイントです。
謝恩会の出し物のアイディア【社会人編】
保護者や生徒が開くものとは一味違った雰囲気となる、社会人や企業が開催する謝恩会。
会の雰囲気が違うため、マッチする出し物や余興も当然異なります。
最後に、社会人や企業が開催する謝恩会におすすめの出し物のアイディアを紹介します。
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企画プレゼンテーション
謝恩会を通じて取引先に会社の取り組みを知ってもらいたいなら、企画プレゼンテーションがおすすめです。
少し固い雰囲気の出し物ですが、しっかりとプレゼンすることで会社への理解を深めてもらえます。
取り組みを理解してもらうことで、企業間の結束もより強められるのもポイント。
楽しめる余興の前に実施することで、謝恩会にメリハリが生まれるのも魅力の1つです。
周年記念クイズ
会社の歩みをクイズ形式で紹介する周年記念クイズも、企業の謝恩会にピッタリの出し物です。
クイズを通して会社への理解を深めてもらえるほか、一緒に回答するスタイルを取り入れればコミュニケーションも促進されます。
時事ネタを交えたクイズを出題すれば、会社の歴史に親しみを持ってもらえるでしょう。
準備の手間やコストがかからない、全員が楽しめるなどほかにもたくさんのメリットがある人気のアイデアです。
大道芸の余興
かしこまった出し物、話の後のプログラムとしておすすめなのが大道芸の余興です。
視覚的な要素が強い出し物でもあるため、幅広い年代の人が楽しめます。
演目のインパクトも抜群なので、コミュニケーションも促進されるでしょう。
演者に関しては危険を伴う演目も多いため外部に委託する、もしくはプロに任せるのがおすすめです。
プロのマジックショー
謝恩会をユニークな出し物で盛り上げたいなら、プロのマジックショーを取り入れてみてはいかがでしょうか?
マジックなら幅広い年代の人が楽しめるのはもちろん、海外の人も楽しめるので謝恩会も大いに盛り上がります。
また、会の雰囲気に合わせたマジックをチョイスして披露してくれるので、取引先や社員への感謝もしっかりと伝えられます。
出し物の進行や準備などをマジシャンにおまかせできるため、運営の負担も低減できるでしょう。
謝恩会は感謝を伝える会!参加者に合わせた出し物をして素敵な思い出にしよう
謝恩会はお世話になっている人、お世話になった人に感謝を伝える会です。
感謝を伝えたい人に楽しんでもらう会でもあり、何かの節目となるタイミングで開催されています。
そんな謝恩会を素敵な思い出にしたいなら、出し物を工夫してみてはいかがでしょうか?
実施するメンバーや感謝を伝えたい人、会の雰囲気にマッチした出し物を実施すればより印象深い会になりますよ。
まずは、選び方と定番アイディアを参考に、何を実施するか決めましょう。
出し物が決まったらしっかりと準備して実施し、当日を充実した1日にしてみてくださいね。
この記事のまとめ
- 謝恩会はお世話になった人、お世話になっている人に感謝を伝えるイベント
- 出し物を選ぶときには実施メンバーや参加者に合っているか、どの程度練習や準備が必要かなどをしっかりとチェックしよう
- 幼稚園や保育園、小学校の謝恩会には、シンプルな出し物がおすすめ
- 大学生が実施するなら、ある程度の練習や準備が必要な物を選ぼう
- 企業の謝恩会には、参加者全員が楽しめる出し物や会社への理解が深まる出し物がマッチする