2015年にテレビ番組の「嵐にしやがれ クリスマスSP」で、日本の世界的イリュージョニストとして紹介された原大樹(はらひろき)さん。
映像技術とマジックを融合させた最先端のイリュージョンで、スタジオやお茶の間を沸かせました。
世界でも絶賛される彼のマジックは、天才マジシャンという名にふさわしいものです。
今回の記事では、彼の経歴や現在を追いかけました。
目次
天才マジシャン「原大樹」とは
日本人で活躍している多くのマジシャンの中でも、世界を舞台にしてパフォーマンスを続けている人はそんなに多くはありません。
今回紹介する原大樹さんは、世界が絶賛する日本を代表するマジシャンです。
まずは、原大樹さんのことを知らないという人のためにも、天才マジシャンと呼ばれる彼がどんな人物なのか紹介していきましょう。
5歳の頃からマジシャンになることが夢だった
彼がマジックと出会ったのは、なんと幼少期である4〜5歳頃。
東京の井の頭公園でパフォーマンスをするピエロによって、日本人だけでなく言葉の壁を越えて外国人たちまでもハッピーな空気に包まれていたことがきっかけだと語っています。
彼の母はシンガーソングライターで、その姿を小さい頃に見ていたためか、もとはミュージシャンになりたかったそうです。
いずれにしても、ステージでスポットライトを浴びるエンターテイナーに、子供の頃から憧れていたようですね。
また、マジシャンやイリュージョニストというより、人を楽しませたり喜ばせたりするエンターテイナーでありたいというのが彼の思いです。
そういったサービス精神お旺盛な原大樹さんだからこそ、世界を魅了するパフォーマーになれたのかもしれません。
和を取り入れたパフォーマンスが特徴
原大樹さんのマジックの最大の特徴は、和を感じさせるパフォーマンスです。
たとえば、カードを次から次へと出していくマジックでは、ほとんどのマジシャンが下へカードを捨てていきます。
しかし彼のマジックでは、手からカードがヒラヒラと落ちるように見せて、バックに紙吹雪を流して桜をイメージした演出法がとられています。
なぜ和を取り入れたマジックを披露するのかというと、日本人だからというだけでなく、体格や見た目の良い海外のパフォーマーとは違う要素を出したかったから。
自分をどうやったら華やかに演出できるのかを考えた結果が、現在の演出につながっているのです。
世界大会で日本人初のグランプリを受賞
原大樹さんが世界に注目されたきっかけといえば、ラスベガスで開催されたマジック世界ジュニア大会で日本人初のグランプリを受賞したことにあります。
次世代スターを決める”World Magic Seminar Teens Contest”で高い注目を集めたマジシャンには、ラスベガスでの成功が約束されているという大きなコンテストです。
ライバルたちが緊張のあまり、凡ミスをたくさんしてしまう中、彼はパーフェクトなマジックで観客や審査員たちを魅了しました。
メンタル面が強いというのも彼の持ち味ですが、人前ではじめてマジックをしたのが16歳のときというから驚きです。
協会の後ろ盾や師匠のいないフリーのマジシャンに対して閉鎖的だった日本から飛び出して、アメリカでやっていこうと決めたのもこの頃だったようです。
ドキュメンタリー映画にも出演
世界大会で優勝して一躍時の人となった彼の軌跡を追ったドキュメンタリー映画「Make Believe 天才マジシャン原大樹 世界への挑戦」も公開されています。
ピエロとの出会いを機に小さい頃から独学でマジックを勉強して、18歳でラスベガスの世界大会で優勝するというシンデレラボーイストーリーはアメリカでも絶賛。
2010年にロサンゼルス映画祭でグランプリを受賞している映画です。
仕事を依頼したい場合は公式HPから
世界で活躍する原大樹さんのマジックは、海外公演が中心です。
しかし、2020年に日本国内でマジックの全国ツアーが決定されていました。(※2019年12月の時点)。
ジャパンツアーの開催は、2020年1月25日の静岡県焼津文化会館を皮切りに、3ヶ月で10ヵ所をまわる予定でしたが、コロナの影響で中止になったイベントもあります。
中止になった地域では、振替公演が決定している場合もあるので、公式サイトから要チェックです。
なかなか日本で観ることのできない原大樹さんのパフォーマンスを、直で観られるのは嬉しいですよね!
また、原大樹さんのように活躍するプロマジシャンが多く在籍している「MAGICDOOR」は、シーンに合わせたマジックショーを提案してくれる派遣サービスです。
社内イベントやブライダルなど、さまざまなイベントに合う実力派のマジシャンを紹介してくれるため、何かイベントを企画している方は、合わせて検討してみるのがおすすめです。
世界が認めるイリュージョニスト「原大樹」の現在
世界が認めるイリュージョニスト、原大樹さんの過去を紹介してきましたが、ここからは現在の活動についてまとめました。
史上最年少で、文化の向上発展に功績のある個人や団体に贈られる賞の和歌山県文化奨励賞を受賞した彼の近況をチェックしておきましょう。
2019年11月情熱大陸にも出演した
さまざまな分野の第一線で活躍する人を紹介する「情熱大陸」は、長い一週間を前向きに乗り越えるためのドキュメンタリー番組です。
原大樹さんは2019年11月に「世界を飛び回る異端のイリュージョニスト」として、この番組に出演されています。
ハリウッドにあるマジックの殿堂「マジックキャッスル」で新作のマジックを披露する姿に密着。
普段私たちがあまり目にすることのない、マジックの裏舞台が見られる注目の放送回でした。
2020年にはマジックの全国ツアーを予定
世界で活躍する原大樹さんのマジックは、海外公演が中心です。
しかし、2020年には日本国内でマジックの全国ツアーを予定しています。
ジャパンツアーの開催は、2020年1月25日の静岡県焼津文化会館を皮切りに、3ヶ月で10ヵ所をまわる予定です。(2019年12月現在)
なかなか日本で観ることのできないパフォーマンスを、直で観られるのは嬉しいですね!
結婚して奥さんがいる
原大樹さんは、結婚して奥さんがいることを自身の公式Twitterで明らかにしています。
Just married!! 本日結婚しました。世界一周クルーズで出会い、どんなときでも私を笑顔で支えてくれました。二人三脚で暖かな家庭を築いていきます。これからもよろしくお願い致します。令和元年5月18日。 pic.twitter.com/zYahcATVjA
— HARAイリュージョ二スト/原大樹 (@HARAmagic123) May 18, 2019
なんと、世界一周クルーズで出会った奥さまという一般人とはかけ離れた出会いが、運命的なものを感じさせますね。
令和元年5月18日に、めでたくゴールインしたと発表されています。
お相手はとっても可愛らしい笑顔がキュートな女性です。
原大樹の世界を魅了するマジック
アメリカの人気スター発掘番組「America's Got Talent」に出演したときの動画です。
原大樹さんの故郷である世界遺産熊野の自然の力強さが表現されていて、映像とリアルが見事に融合されたマジックが披露されています。
ある審査員が「本物の魔法を見た」と絶賛したパフォーマンスは、音楽と映像、そしてマジックが見事にコラボしていて見応えは十分。
マジックの最後、原大樹さんが退場するシーンでは観客の歓声がしばらく鳴り止まないほどの感動を与えてくれました。
原大樹に憧れるなら、まずはマジックの基礎を身につけよう!
マジック教室に通わず、師匠もいなかった原大樹さんは、独学で練習を積んで世界に上り詰めたマジシャンの1人です。
そんな彼に憧れて「自分もマジックを習得したい!」と思ったのなら、マジック動画サイト「Magic Movie Japan(MMJ)」がおすすめです。
マジックの動画サイトであれば、好きな時間に好きな場所で見ることができるので、忙しい学生や社会人にも最適。
初心者にもわかりやすい動画のため、基礎的なテクニックから学ぶことができます。
いきなりイリュージョンは無理でも、テーブルマジックなら簡単にできるかもしれません。
マジックを披露して人を笑顔にする快感を、ぜひ味わってみてください!
原大樹は世界が認める天才マジシャン
俳優でもスポーツ選手でも、世界に認められることは誰もができるものではありません。
まして、マジックという特殊な分野では相当な努力が必要です。
世界で認められたマジシャン「原大樹」さんも、かなりマジックの練習量をこなして、その実力を認めてもらったマジシャンの1人です。
彼の素晴らしいマジックは、ドキュメント映画やYouTubeでも見ることができます。
子供の頃からの夢を実現した、原大樹さんのマジックの世界をぜひ堪能してみてください。
この記事のまとめ
- 原大樹さんは、ラスベガスのジュニア大会で日本人初のグランプリを獲得したプロマジシャン
- マジックをはじめたきっかけは4〜5歳頃に見たピエロの影響が大きい
- 原大樹さんのマジックの特徴は、和の要素を取り入れていること
- 2019年には情熱大陸に出演している
- 2020年にはジャパンツアーを予定している